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【X1 Super】パナソニックが波状攻撃でエレコム神戸との関西対決を制す 視線は早くもセミファイナルへ

2021年11月27日(土) 23:58

X1 Super第7節第1日目は27日、肌寒くて強い六甲颪が吹く中の神戸市王子スタジアムで、最終戦を待たずにセミファイナル進出を決めたパナソニック インパルスと今季調子の上がらないエレコム神戸ファイニーズとの関西勢対戦が行われた。

2015年以来の王者復活を目指すパナソニックが、終始エレコム神戸を圧倒して52-7と完勝した。

第1クオーター、パナソニックはランニングバック(RB)ミッチェルビクタージャモーと横田惇のランプレーを中心に攻撃を進めて、8分4秒に6ヤードを走りきってあっさりと先制点を奪う。

その後のエレコム神戸の攻撃を抑え、陣地挽回を図るエレコム神戸のパントをディフェンスバック(DB)辻篤志がブロック。エレコム神戸陣内28ヤードから攻撃を開始する。このチャンスにQBアンソニー・ローレンスからのパスをワイドレシーバー(WR)レオンシャ・フィールズが相手DBと争いながらも浮いたボールを奪い取りタッチダウン。

追うエレコム神戸は、ノーバック隊形からのパスやフリーフリッカーなど多彩な攻撃で強力なパナソニックディフェンスを崩してパナソニック陣内18ヤードまで攻める。しかし3分2秒、QBコーディー・ソコールが投じたパスをパナソニックのLBジャボリー・ウィリアムスがインターセプト、得点に結びつけることが出来ない。

第2クオーター、エレコム神戸はパナソニックのパスインターフェアとオフサイドの反則があって、ゴール前1ヤードから攻撃を開始。ここでQBソコールのキープランでタッチダウンして、7-14とする。

その後、パナソニックはエレコム神戸のパントをまたもDB辻がブロック。このこぼれたボールを拾い上げてタッチダウンとして21-7とリードを広げた。

パナソニックはQBを石内卓也に交代させて攻撃を指揮させる。石内は3分6秒、右サイドを走りエンドゾーンに入り込んだ新人WRブレナン翼にパスを投げる。このパスをエレコム神戸の守備選手がカットしたようにみえたが、ブレナンの胸にすっぽり収まりタッチダウンパス成功。前半終了間際には48ヤードのロングフィールドゴールをキッカー(K)佐伯眞太郎が決めてさらに3点を追加して31-7で前半を終了した。

第3クオーターに入っても、パナソニックの勢いは止まらない。6分55秒には、新人RB立川玄明がサイドラインぎりぎりを駆け上がりエンドゾーンへ。しかし、これは「あれはやってはいけないミス」と反省しきりだったラインを踏んだとの判定でタッチダウンは取り消され、エレコム神戸陣内15ヤードからファーストダウンとなった。ここでRB小泉誠実の3連続プレーでタッチダウン。

エレコム神戸の攻撃を抑え込んだパナソニックはQB荒木優也、RB立川の立命館コンビによるランプレーを中心にした攻撃を展開。最後は立川が左オープンを走りきりタッチダウン。得点を40点台に乗せる。

第4クオーター2分23秒にも、立川が13ヤードを走ってタッチダウン。スコアを51-7として試合を決定づけた。

エレコム神戸はQBを入佐一輝に交代して反撃をするものの、得点にはいたらず、試合終了となった。

パナソニックの荒木延祥監督は「大事なのはここから。一発勝負となるので過去の結果は関係ない。しっかりと準備して日本一を目指す」と次のセミファイナルに視線を向けた。

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パナソニック インパルス vs. エレコム神戸ファイニーズ
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