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【X1 Super】セミファイナルの前哨戦は富士通がオービックに1点差勝利

2021年11月28日(日) 17:58

X1 Superレギュラーシーズン最終第7節の富士通フロンティアーズ対オービックシーガルズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。セミファイナルでも顔を合わせる両チームの戦いは、富士通が14対13で勝利した。この結果、6勝1敗で勝ち点18の富士通が2位、5勝2敗で同15のオービックが3位となった。

前半はオービックのペースで進んだ。ファーストドライブの2プレー目で2戦連続先発のクオーターバック(QB)小林優之がワイドレシーバー(WR)西村有斗へ57ヤードのパスを通して一気にゴール前10ヤードへ前進。すると、2つのランプレーを挟んで最後はランニングバック(RB)望月麻樹が5ヤードのタッチダウンランを決めて、オービックが先制した。

さらにオービックは、パントブロックで相手陣内34ヤードからの好位置から攻撃を開始。タッチダウンまでは繋げられなかったが、CFLで日本人初得点を記録し、1週間前に選手登録されたばかりのキッカー(K)山崎丈路が48ヤードのフィールドゴールをきっちり決めて加点した。

前半で10点のビハインドを負った富士通が後半に巻き返した。司令塔の高木翼が、松井理己、小梶恭平、宜本潤平ら異なるレシーバーにパスを投げ分ける多彩な空中戦を展開。ゴール前10ヤードまで進むと、今度は自らの2連続ランでボールをエンドゾーンまで運んだ。

その後は、オービックのK山崎が2本目のフィールドゴールを成功させて加点する。6点を追うことになった富士通は、自陣で渡辺裕也がインターセプトから55ヤードのビッグリターン。これで一気に敵陣20ヤードまで侵攻すると、QB高木がWR松井へ逆転のタッチダウンパスをヒットした。

オービックは逆転の望みをかけたドライブをラスト22秒からスタートさせるも、最初のプレーでQB小林のパスが樋田洋一にインターセプトされて万事休した。

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富士通フロンティアーズ vs. オービックシーガルズ
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