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【私とライスボウル】現役最後と決めたシーズンで日本一を達成:脇坂康生さん

2022年01月02日(日) 13:50

1984年に日本選手権試合となり、名実ともに日本最高峰のボウルゲームと位置付けられたライスボウルでは過去にいくつもの名勝負が生まれました。今でも語り継がれる数々の好ゲームはまた多くの名選手や名監督を輩出しました。こうしたライスボウルを彩った名選手、名監督たちにライスボウルにまつわる思い出や知られざるエピソードを教えていただきました。題して「私とライスボウル」。
*ご協力いただいた方にアンケートをお願いし、回答を掲載しています。

2015年に45歳で世界選手権に出場してアメフト会のレジェンドと呼ばれた脇坂康生さんも学生時代と社会人リーグでライスボウル出場を果たしています。

プロフィール
脇坂 康生(わきさか やすお)
出身大学:
日本大学
出身社会人チーム: パナソニック インパルス
ライスボウル出場時のポジション: DL
ライスボウルに出場した年とその時の在籍チーム名:
・1989年 日本大学
・1990年 日本大学
・1991年 日本大学
・1995年 (現)パナソニック インパルス *当時松下電工インパルス
・1996年 (現)パナソニック インパルス *当時松下電工インパルス
・2005年 (現)パナソニック インパルス *当時松下電工インパルス
・2008年 (現)パナソニック インパルス *当時松下電工インパルス
・2009年 (現)パナソニック インパルス *当時パナソニック電工インパルス
・2016年 パナソニック インパルス
近況: パナソニック㈱勤務

Q: 自分が出場したライスボウルで一番思い出に残っている大会はどの大会でしょうか?その理由も教えてください。
脇坂: 2016年の大会。46歳で引退も視野に入れていた年でしたが、その年(2015年度)は個人としては世界選手権への出場も果たし、現役最後の締めくくりとして所属チームでライスボウル出場、及び日本一を狙っていましたが、それが達成できたためです。

Q: 自分が出場したライスボウル以外で、印象に残っている大会はありますか?あるとすればどの大会で、それはなぜですか?
脇坂:2015年、富士通フロンティアーズのジーノ・ゴードン選手がポール・ラッシュ杯を  とった大会くらいから、社会人(特に外国人選手)と学生の力の差によるゲーム運びの微妙な雰囲気、また安全面でも疑問を感じることが多くなった。

Q: 過去のライスボウルで特に印象に残っている選手、監督、コーチはいますか?実際に対戦したチームでなくても結構です。
脇坂: 松岡秀樹さん(日大→レナウン)、高田鉄男さん(立命→パナソニック)。学生と社会人両方でポール・ラッシュ杯を取ったのはこの2人くらい?ではないかと。

Q: フットボール人生や普段の生活で、ライスボウルの出場前と出場後で大きく変わったことはありますか?
脇坂:出場できるレベルのチームに在籍することでの責任感や人間性を備えなければという自覚でしょうか。

Q: 今年から社会人同士の戦いとなるライスボウルにどんなことを期待しますか?
脇坂:真の日本一を争うレベルの試合が見られること。

Q: 最近の近況についてお聞かせください。
脇坂: 西日本協会で試合運営のお手伝いや試合解説など。所属チーム(インパルス)に対しては、選手に喝を入れるくらいです(笑)。

Q: 最後に、ライスボウルを楽しみにしているファンの皆様にメッセージをお願いします。
脇坂: リーグ戦とは異なり、一発勝負の最終戦であり、持っているものをすべて相手にぶつけられる試合でもあります。スペシャルプレー、時間の使い方など、戦略、戦術的にも見ものだと思いますし、気合も入って迫力も増しますので、楽しんでもらえると思います。