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CFLコンバインが終了 近江選手が連日の好記録を出すも故障で実技完結ならず

2022年03月28日(月) 10:00

カナダのトロントで開催されているCFLコンバインは27日に最終日を迎え、トロント大学内でフィールド上の実技テストを行った。DL斉川尚之選手(富士通フロンティアーズ)とLB山本力矢選手(アサヒビールシルバースター)はともにポジション別のワンオンワンドリルで相手を圧倒する場面を見せた。一方、WR近江克仁選手(IBM BIG BLUE)はスリーコーンドリルとショートシャトルで好記録を出したが、DBとのマッチアップの実技の際に以前から痛めていた右のハムストリングを悪化させてしまい、その後のドリルを欠場した。

不完全燃焼に終わった形だが、近江選手は「自分の出し切れる力は全部出せた。その結果自分をアピールできたと思う。スリーコーンとショートシャトルでクイックネスを見せることはできた」と語った。

スリーコーンドリルは6.65秒でグローバルコンバインでは単独1位の成績、シャトル(4,18秒)は1位タイの成績だった。最初の種目だった40ヤード走は大事をとって回避した。レシーバーの実技では安定してパスコースを走り、いいキャッチも見せた。DBとのワンオンワンのドリルの1本目ではショートのパスコースで完璧に相手を振り切ってのキャッチを見せ、周囲から称賛の声も上がった。2本目でポストパターンを走っているときにハムストリングを痛め、そのままコンバインを終了した。

それでも近江選手の注目度は高く、あるチームのコーチがスカウトに「あの0番(近江選手の番号)は誰だ?」と尋ねる場面もみられた。

斉川選手は日本人3選手の中で最も早く実技を行った。斉川選手らしさが見られたのはOLとのパスラッシュのマッチアップドリルだ。素早いスタートとテクニックであっという間にOLを抜き去り、QB役のスタッフに迫る好ラッシュを披露した。

そのプレーについて斉川選手は「1本目(のドリル)はあまりよくなかったので2本目は思い切りカウンターでいこうと思ったのがうまく決まった」と述べた。ただ、コーチから指名された選手同士がマッチアップするドリルで声がかからなかったことが相当悔しかったようで、「自分に足りないものがわかったCFLコンバインだった」とも語った。

日本選手の中で最年少参加だった山本選手もパスラッシュで見せた。RBとのマッチアップではブルラッシュでいきなり相手を倒してQBに襲い掛かった。このプレーが印象的だったのか、指名制のマッチアップドリルでも出場機会が与えられたが、ここでは別のRBにしっかりとパスプロテクションされた。

「パスラッシュがうまくできて名前が呼ばれたのはいいが、そのワンチャンスを生かせなかった。パスカバーではスピードに慣れていないところがあって捕まえられず、課題を残した」と山本選手は言う。カナディアンフットボールではスナップの前にレシーバーが縦方向のモーションすることが許されているが、アメリカンフットボールにはないその動きに戸惑うところもあったようだ。

これで4日間のCFLコンバインのすべての日程が終了した。アメリカとカナダ以外の国籍の選手を対象にしたCFLグローバルドラフトは5月3日(日本時間4日未明)に行われる。

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