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【神戸ボウル】3年ぶり開催の神戸ボウルはパナソニックが勝利 立命館大を38−3で破る

2022年06月05日(日) 15:22

3年ぶりに開催された日本のHall of Fame Game・神戸ボウルは5日、神戸市王子スタジアムで行われ、Xリーグのパナソニック インパルスが関西学生リーグの立命館大学パンサーズを38−3で破って勝利した。試合のMVPにはパナソニックのディフェンスライン(DL)梶原誠人が選ばれた。

パナソニックはキックオフ直後のオフェンスシリーズでクオーターバック(QB)荒木優也のパスやランニングバック(RB)立川玄明のランなどで順調にドライブを進め、最後は荒木からRBミッチェル・ビクタージャモーへの9ヤードのタッチダウンパスで先制した。


続く立命館大の攻撃では3年生QB庭山大空のオプションランが効果的に決まり、ゴール前まで進むがフィールドゴールトライをブロックされて無得点に終わる。

ピンチを凌いだパナソニックは第2クオーターに立川のランでタッチダウンを奪うと、その後もQB荒木からワイドレシーバー(WR)木戸崇斗へのタッチダウンパス、佐伯眞太郎の26ヤードフィールドゴールで加点して、24−0で前半を折り返した。

第3Qクオーターは両チーム無得点に終わったが、最終クオーター最初のプレーでパナソニックのQB石内卓也とWR成田光希のコンビネーションで18ヤードのタッチダウンパスが生まれ、最後はRB小泉誠実のスコアリングランで突き放した。

立命館大は最終ドライブでキッカー(K)東輝衣(4年生)が42ヤードフィールドゴールを決めて完封負けを免れた。

この試合で春の公式戦を終えたパナソニックの荒木延祥監督は「今日は試したいことがたくさんできた。オフェンスは同じプレーであってもディフェンスに対応して、QBとWRがタイミングを変えるなどできるようになった。春シーズンにフットボールをするのは3年ぶりだったので、過去2年に比べるとレベルの高い準備ができた」と語った。

試合前には現在のインパルスの前身である松下電工インパルスの監督および日本社会人アメリカンフットボール協会の専務理事・関西支部長を務められた三重野大輔氏が、長年のアメリカンフットボールへの貢献を認められて表彰された(表彰式は代理人が出席)。

神戸ボウル試合結果報告書22.06.05