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「JAPAN U.S. DREAM BOWL」開催が決定 米国大学選抜と来年1月22日に国立競技場で対戦

2022年08月17日(水) 14:40

日本社会人アメリカンフットボール協会は17日に都内で会見を開き、日米国際親善試合「JAPAN U.S. DREAM BOWL」を来年1月22日(日)正午に国立競技場で開催すると発表した。

海外では2020年3月に実施された(日本代表対TSL=The Spring League、米テキサス州フリスコ)が、日本国内では久しく行われていなかったアメリカンフットボールの国際試合。日本側はXリーグ所属の選手を中心とした「全日本選抜」を組織し、アメリカ側からは大学選抜チームを招く。「全日本選抜」はXリーグでプレーする外国籍選手(10名)、学生アメリカンフットボール選手も選考対象に含まれ、まさに“日本最強”のドリームチームが結成される。

「全日本選抜」の指揮を執るのは、富士通フロンティアーズの山本洋ヘッドコーチ。アシスタントヘッドコーチ兼オフェンスコーディネーターには荒木延祥監督が起用されるなど、首脳陣にも日本屈指の指導者が集結する。選抜選手は56名で、選考方法は未定だがXリーグの2022年秋季リーグ戦の終了前からの選考を始めるという。

一方、米国大学選抜チームは、アイビーリーグの選抜で結成する予定。ヘッドコーチおよびアシスタントコーチも、アイビーリーグ所属校のコーチを中心に選出(後日決定)される。選手数は56名が予定されており、米国大学登録選手(大学選手の資格を完了した4年生)が対象となる。選手選考は、2022年シーズン終了後の12月中旬に予定されている。

日本社会人アメリカンフットボール協会の深堀理一郎理事長は、今大会の意義を「北米への挑戦」、「スポーツを通じた国際交流」と位置付ける。アイビーリーグはディビジョンI-AAだが、ランニングバック(RB)カイル・ユーズチェック(現サンフランシスコ49ers)、クオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリック(元マイアミ・ドルフィンズなど、今春引退を発表)らNFL選手を輩出したレベルの高いリーグ。それだけに、世界トップレベルの高い競技レベルを有するチームへの挑戦として、将来のNFL挑戦という大きな夢を抱く選手にとっては大きな一歩となり、リーグとしてもアメリカンフットボールの普及や発展につながる重要な一戦となりそうだ。