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【X1 Area】電通キャタピラーズがサヨナラFGで劇的勝利 X1 Area開幕戦で富士フイルムミネルヴァAFCを破る

2022年09月03日(土) 17:24

X1 Areaの2022年秋季リーグ戦の開幕戦は3日、富士通スタジアム川崎で行われ、電通キャタピラーズ(昨季3勝3敗、総合8位)が最終プレーにフィールドゴールで勝ち越し点をあげ、24対21で富士フイルムミネルヴァAFC(昨季1勝5敗同10位)を下した。

電通がリードしては富士フイルムが追いつくという展開は最後にドラマが待っていた。朝倉孝雄新HCが率いる富士フイルムが第4クオーター残り1分14秒でクオーターバック(QB)鈴木貴史からワイドレシーバー(WR)桑原司への6ヤードタッチダウンパスで21対21の同点とした。

自陣39ヤードから攻撃を始めた電通はサイドライン際のパスとタイムアウトをうまく使いながら敵陣29ヤードまで攻め込む。ここで新QBアーロン・エリスがヒットを受けて一時的にベンチに下がるというアクシデントがあったが、代わって出場したQB伊藤宏一朗のランプレーの後に時間を残り1秒まで進めて3度目のタイムアウトをコール。最後はキッカー(K)の廣田祐(上段写真)が31ヤードのフィールドゴールでシーソーゲームにピリオドを打った。

電通はエリス(中段写真)が27試投で15回のパス成功、180ヤードゲインで2タッチダウンパス成功の活躍。IBMから加入したランニングバック(RB)遠藤集は11回のランで82ヤード、1タッチダウンの成績で新生キャタピラーズを印象付けた。

富士フイルムはQB鈴木(下段写真)が3タッチダウンパス成功と奮闘したが、朝倉HCの初陣を飾れなかった。