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【X1 Area】警視庁イーグルスが白星発進 品川CCブルザイズに逆転勝ち

2022年09月04日(日) 17:21


X1 Area開幕節2日目は富士通スタジアム川崎とMKタクシーフィールドエキスポ(大阪府吹田市)で計3試合が行われた。富士通スタジアム川崎では警視庁イーグルスが最終3分13秒の間に2つのタッチダウンをあげて21対7で品川CC ブルザイズに逆転勝ちした。

前半はブルザイズが優勢に試合を運んだ。ディフェンスバック増井竣(東京理科大学、移籍)、仙臺修(立命館大学、新規)、ラインバッカー(LB)村澤大樹(関西大学、新規)の3人の新スターターが加わったディフェンスはアグレッシブなパスラッシュとギャングタックルで警視庁のオフェンスを第4クオーター終盤まで無得点に抑えた。

オフェンスでは第2クオーターにクオーターバック(QB)高橋空良のショートパスをつないでゲインを重ね、ランニングバック(RB)砂田帆司郎の9ヤードタッチダウンランで先制。そのまま7対0とリードして前半を終了した。

後半に入ると警視庁は奇策を打ち出す。センター(C)とQB、RBのみを通常の位置に残し、ほかのオフェンスライン(OL)やレシーバーたちを離れた場所にセットさせる「ロンリーセンター」を披露したのだ。

佐藤康介監督は試合後に「警視庁はフィジカルに自信がある。そこにブルザイズがどうついてくるかを見るとともに、相手がタイムアウトをとってくれることを狙った」と語ったが、その思惑通りにブルザイズは思わずタイムアウトをコールする場面があった。

ただし、警視庁の初得点はブルザイズのミスの乗じたスペシャルチームがあげたものだった。自陣奥深くでパントの場面を迎えたブルザイズがロングスナップが乱れてパンター(P)吉海慧がエンドゾーンでボールをジャッグルしてしまう。それを警視庁のラインバッカー(LB)平澤遼がリカバーしてタッチダウン。キックも成功して試合は振り出しに戻った。

警視庁は第4クオーターにQB齋藤詩伸からワイドレシーバー(WR)恒吉幸紀への44ヤードパス成功でゴール前6ヤードまで進入。齋藤から新規加入WR宇佐美薫(東洋大学)に7ヤードタッチダウンパスが決まって逆転に成功した。

続くポゼッションでもWR中嶋純平の45ヤードタッチダウンランで突き放し、試合を決した。