富士通フロンティアーズWR松井理己選手がNFLインターナショナルコンバインに招へい　10月にロンドンで開催

富士通フロンティアーズのワイドレシーバー（WR）で第75回ライスボウルMVPの松井理己選手が、10月3～4日にロンドンで行われる米プロフットボールリーグNFLのインターナショナルコンバインに招待されることが分かった。NFLが6日に発表したもの。

松井選手は「CFLグローバルコンバインではコロナウイルスの影響で現地に行くことが叶いませんでした。今回のチャンスでは、現地に赴いて最高のパフォーマンスができればと思います」とコメントした。松井選手は今年3月にトロントで行われたCFLの国内コンバインを経てグローバルコンバイン（カナダ・トロント）に招待されたが、新型コロナウイルスの影響で渡航を断念していた。

NFLインターナショナルコンバインはNFLが世界的に人材を求めるためにアメリカやカナダ以外の国の選手を対象にコンバイン（身体能力テスト）を行うもので、ロンドンのトッテナムホットスパースタジアムで開催される。昨年はヨーロッパのフットボールリーグEFLで活躍していたWR近江克仁選手（IBM BIG BLUE）が招待された。

今年のNFLインターナショナルコンバインにはオーストリア、フランス、ドイツなど計13か国から44名の選手が選ばれた。日本からは松井選手のみが招待される。

NFLインターナショナルコンバインに参加した選手の中から数名が選ばれ、NFLIPPプログラム（NFL International Player Pathway Program=アメリカ、カナダ以外の国籍の選手からNFL選手を誕生させようとする人材発掘プログラム）の候補生となり、アメリカで3カ月のトレーニングを積む。さらにそこから若干名が選出され、NFLIPPプログラム選手として来年のNFLのキャンプに帯同することになる。

NFLIPPプログラムを通じてはイギリスのイフェ・オバダ（ワシントン・コマンダーズ）、オーストラリアのジョーダン・マイラタ（フィラデルフィア・イーグルス）などがNFL選手となっている。今年はドイツのマーセル・ダボ（インディアナポリス・コルツ）など4名がAFCサウス地区の4チームのプラクティススクワッドに登録され、アクティブロースター昇格を目指している。

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