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【X1 Super】王者富士通が7タッチダウン! 東京ガスを完封で開幕白星スタート

2022年09月10日(土) 19:29

X1 Superレギュラーシーズン開幕節は10日、富士通フロンティアーズと東京ガスクリエイターズが富士通スタジアム川崎で対戦した。昨季王者の富士通は、第1クオーターからスコアリングドライブを連発するなど、計7タッチダウンを奪う猛攻で49対0と圧勝して開幕戦で白星発進した。

富士通は、東京ガスのファーストドライブをスリーアンドアウトに抑えて自陣40ヤードから攻撃を開始するとランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンのランなどで着実に前進して敵陣へ。最後もニクソンがオフタックルを突いて30ヤードを駆け抜け、先制タッチダウンを決めた。

さらに富士通は、新人のディフェンスバック(DB)林奎佑のインターセプトで攻撃権奪取。この好機をニクソンの2ヤードタッチダウンランにつなげてリードを広げた。その後も富士通攻撃陣の勢いは止まらず、クオーターバック(QB)高木翼がゴール前7ヤードの場面でフェイクから自らエンドゾーン内に持ち込み加点した。

第1クオーターでいきなり21点のビハインドを負った東京ガスは、QBリース・フォイとWRノア・カナワイの新加入コンビが機能してエンドゾーン間近まで進んだが、QBリースが投じたボールがチップされて宙に浮いたボールが、富士通ラインバッカー(LB)竹内修平の腕の中へすっぽり。痛恨のターンオーバーで得点機を逸した。

ディフェンスの踏ん張りで攻撃権を得た富士通は、QB高木がタイトエンド(TE)福井雄哉へ6ヤードタッチダウンパスをヒット。続いてWRサマジー・グラントも38ヤード付近でスクリーン気味のパスから内側へ切り込んで相手守備を交わしてエンドゾーンまでボールを運び、追加点を奪った。

なおも富士通は敵陣で、DB林が闘志を全面に出したダイビングキャッチでこの日2つ目のインターセプト。このチャンスを前半終了間際のWRグラントのタッチダウン捕球につなげ、42点リードで前半を折り返した。

大量リードの富士通は、後半に入ると先発メンバーを変更する余裕の試合運び。追加点はワンタッチダウンに終わるも、守備陣が東京ガスに得点を許さず完封勝利を飾った。

敗れた東京ガスは、総獲得ヤードが137ヤードとオフェンスが機能せず。パスでは3インターセプトを喫し、ラン獲得ヤードも24ヤードの完敗だった。