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【X1 Area第2節見どころ】注目はサイクロンズ対電通戦 「新習志野シリーズ」で警視庁とパイレーツの開幕連勝なるか

2022年09月15日(木) 13:00

X1 Areaは17日から19日の3日間に渡って、第2節の4試合が行われる。なかでも開幕連勝を狙うチーム同士の対決となる名古屋サイクロンズと電通キャタピラーズの一戦に注目が集まる。

昨季1勝だったサイクロンズは、開幕節でX2から昇格した三菱商事Club TRIAXとの接戦を制して昨秋の勝ち数に並んだ。パス攻撃では、クオーターバック(QB)神谷壮哉(上段写真)が逆転タッチダウンパスを決めるなど165ヤードを投げて空中戦をけん引した。第2節では、18ヤードの獲得に終わったラン攻撃を改善して挑みたい。

対する電通も、廣田祐のサヨナラフィールドゴールで富士フイルムミネルヴァAFC相手に劇的勝利を収めて良い雰囲気で第2節を迎える。新戦力のQBアーロン・エリスは、2タッチダウンパスとまずまずの滑り出し。ターゲットのワイドレシーバー(WR)河波正樹は7回捕球100ヤード、2タッチダウンでX1 Area第1節のオフェンス部門週間MVPに選出された。この2人のホットラインでパス攻撃を優位に進めたい。また、ラン攻撃ではランニングバック(RB)遠藤集の82ヤードを筆頭に計151ヤードを記録。サイクロンズ戦でもバランスアタックを展開し、接戦になれば週間MVPのスペシャルチーム部門とプレイ・オブ・ザ・ウィークの「2冠」に輝いた廣田の脚に期待する。

第2節は千葉県習志野市の第一カッターフィールドで3試合が予定されている。「新習志野シリーズ」と銘打った同地での開催試合では、やはり開幕連勝を目指す警視庁イーグルスがアズワンブラックイーグルスと対戦する。警視庁は第1節で品川CCブルザイズ相手に前半苦戦するも、終盤にようやく攻撃が機能して勝利した。自慢のラン攻撃は133ヤードを獲得。守備陣はファンブルリカバータッチダウンに加えて、2インターセプトで勝利に貢献した。パワフルな地上戦とアグレッシブなディフェンスで連勝を狙う。

 

一方のアズワンブラックイーグルスは、今季初戦でPentaOceanパイレーツに黒星を喫しただけに開幕2戦目で今季初勝利を手にしたい。ラン攻撃は、田中萌(下段写真)と羽田健人の両RBが60ヤード超を走るなど計186ヤードを走破した。地上戦で警視庁の守備網を突破できれば、好勝負に持ち込めるはずだ。勝負のカギを握るのは、開幕戦で54ヤードと低迷したパスオフェンス。空中戦を機能させて、相手守備の目をランオフェンスから分散させたい。

その他では、パイレーツがブルザイズとマッチアップする。パイレーツは、開幕節でQB西澤凌介が安定したクオーターバッキングで攻撃陣をけん引。ラン攻撃も計189ヤードをマークするなど、バランス良い攻撃を展開した。ブルザイズは、警視庁戦で見せたアグレッシブなディフェンスで対抗したいところだ。富士フイルムとTRIAXは、お互いに今季初勝利を目指す。