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【X1 Super】アサヒビール有馬HCが開幕戦勝利に喜び「この1勝を目標に半年間チームを作ってきた」

2022年09月15日(木) 12:00


「ここ(X1 Super)で1勝をすることを目標に半年間チームを作ってきた。それが実現できたことは喜ばしい」。

アサヒビールシルバースターの有馬隼人ヘッドコーチ(上段写真)は、第1節のオール三菱ライオンズ戦に勝利して昇格組では一番乗りとなるX1 Super初勝利を記録。指揮官は、月日をかけた努力が実ったことに喜びを表した。

アサヒビールにとってオール三菱は、2018年のワイルドカードプレーオフに敗れてX1 Areaに落ちることになった、いわば“因縁”の相手。それでも指揮官は、「意識していなかった。今の新しいチームでベストの状態で迎えることだけを考えていた」と平常心で開幕戦に挑んだと明かす。

攻撃面では、ランニングバック(RB)川村洋志(下段写真)がラン10回115ヤード、2タッチダウンの大活躍。「自分はスピードが武器で通用する部分があるとは思った」と自身の強みをアピールするエースランナーは、最終クオーターで見せた66ヤードタッチダウンランのビッグプレーについては、「ブリッツのすれ違いで大きく穴が空いた。個人ではなくOL、WRのブロックなどみんなのナイスプレーが一つのビッグプレーにつながった。それを形にできたのは良かった」と振り返り、チームメートに感謝した。

その一方で、「レベルが上がって相手のハードヒットに耐える体幹には課題があるので、日々レベルを上げていきたい」と次戦以降の課題も忘れてはいなかった。

オフェンスと同様にディフェンス陣の頑張りも勝利に貢献した。出足の早い守備陣はボールに対して即座に集まり、簡単には得点を許さなかった。守備陣の奮闘には、有馬HCも目を細め、これからの活躍に期待を寄せていた。

「よく我慢できたと思う。若いメンバーが多い中で、スピード感あるディフェンスを展開できたことはこれから持味になっていくと思う。今後もかなり期待ができる」。

攻守がかみ合ったアサヒビールは、昨年のX1 Areaから数えて7連勝と勢いを継続。次節はノジマ相模原ライズと対戦する。ポストシーズンに進むためには、どうしても倒しておきたい相手だ。今のチーム状況を「すごく良い雰囲気」と明かすRB川村の言葉通りに次戦も挑めれば、連勝を伸ばすことも夢ではないかもしれない。

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