ニュース

【X1 Area】パイレーツが後半に畳みかけて開幕連勝 ブルザイズは守備が貢献もオフェンス不振が響く

2022年09月17日(土) 16:22

X1 Area第2節初日は17日、千葉県習志野市の第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で行われ、PentaOceanパイレーツが品川CC ブルザイズを相手に後半に攻、守、スペシャルチームで得点を重ね、17対6で勝利した。パイレーツは開幕から2連勝で、昨年から続く連勝を4に伸ばした。

ブルザイズ(0勝2敗)はディフェンスでビッグプレーが生まれたが、試合時間残り5秒まで得点できずに「品川CC ブルザイズ」としての初勝利はお預けとなった。

今節とX1 Superの第2節にかけて第一カッターフィールドで5試合を行う「新習志野シリーズ」の初日となったこの試合、前半は両チームのディフェンスが要所で相手のオフェンスを止めるという展開。ブルザイズはパイレーツのランオフェンスを着実に止め、ファンブルフォースからのファンブルリカバーやフィールドゴールブロックなどで相手に攻撃のリズムをつかませなかった。

一方のパイレーツもブルザイズのクオーターバック(QB)高橋空良にプレッシャーをかけた。高橋は強烈なサックを浴びて退場し、そのためかブルザイズの空中戦は終盤まで鳴りを潜めることになる。

前半をスコアレスで折り返した後、パイレーツのオフェンスが少しずつペースをつかみ始める。試合が動いたのは第3クオーター終盤だ。自陣35ヤードからのポゼッションで、QB西澤凌介のパスが冴え、ワイドレシーバー(WR)大道広志への24ヤードパスでゴール前9ヤードまで進入。続くプレーでランニングバック(RB)柴田健人(上段写真)がエンドゾーンに飛び込んで先制タッチダウン。

続くブルザイズのオフェンスで3プレー目でディフェンスバック(DB)渡辺寛(中段写真)がQB南竹司(下段写真)のパスを26ヤード付近でインターセプトしてそのままピック6。この連続タッチダウンによりパイレーツが完全にモメンタムを掌握した。

パイレーツはその後もキッカー(K)赤津裕之の21ヤードFGで加点して17-0とリードした。

ブルザイズは最終ドライブでRB矢島康希の3ヤードランでタッチダウンをあげた(2点コンバージョン失敗)が、時すでに遅しだった。