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【X1 Super第2節の見どころ】IBM、オール三菱との「新習志野シリーズ」で開幕連勝なるか

2022年09月24日(土) 12:00


2022年のX1 Super秋季リーグ第2節は24日、IBM BIG BLUE対オール三菱ライオンズの一戦が第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で開催される。本カードは、「新習志野シリーズ」と銘打たれた一戦。連勝を狙うIBMが、開幕黒星スタートのオール三菱をホームで迎え撃つ。

IBMは、開幕戦の胎内ディアーズ戦では、攻撃陣が4つのタッチダウンを奪う快勝劇。クオーターバック(QB)政本悠紀が、投げては238ヤード、2タッチダウン、走っても要所で効果的なランを見せて攻撃陣をけん引した。自身曰く体調は万全のようなので、第2戦も期待できそうだ。ラン攻撃ではランニングバック(RB)ジュレル・プレスリーの爆発に期待する。初戦で1タッチダウンこそ記録したものの、まだまだ本調子ではない模様。それでも、キックオフリターンでは3回109ヤードを記録してスペシャルチーム部門の週間MVPに選出された。特に、自陣12ヤードでキャッチしたキックオフのボールをスピードと鋭いカットバックで走ってエンドゾーンまで運んだシーンは、反則を取られてタッチダウンが取り消されるも、驚異的なスピードの持ち主であることを証明した。NFL級のスピードランナーに引き続き注目する。守備陣では、開幕戦で1サック、2タックルロスをマークしたディフェンスライン(DL)島野純三(上段写真左)のパワーでライン戦の攻防を制したい。

対するオール三菱は、第1節のアサヒビールシルバースター戦で敗れて開幕黒星スタート。ポストシーズン進出を狙うには、シーズン序盤での連敗は免れたいところだ。攻撃では新加入のQBジョン・ギブスJr(下段写真左)がランで98ヤード、2タッチダウンを決めてチームの全得点をたたき出した。しかし、本職のパス攻撃では35回中24回成功、170ヤード、1インターセプトと低空飛行。第2節では、安定したクオーターバッキングでチームの勝利に貢献したいところだ。ハイパーオフェンスを展開するIBMに対しては、地上戦で対抗したい。開幕戦で相手を上回る155ヤードを記録したランオフェンスでボールをコントロールして相手の攻撃回数を減らし、好機を着実に得点に結び付けて勝機を見出したい。