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【X1 Super第2節の見どころ】開幕連勝狙う富士通とX1 Super初勝利目指すotonari福岡が激突

2022年09月24日(土) 12:01

2022年のX1 Super秋季リーグ第2節は24日(土)、富士通フロンティアーズ対otonari福岡SUNSの一戦が開催される。昨季王者の富士通は順調に開幕節を白星発進。一方、今季から昇格したotonari福岡は残念ながらオービックシーガルズに敗れ、X1 Super初勝利はお預けとなった。開幕戦で明暗分かれた両チームが、富士通スタジアム川崎で相まみえる。

富士通は開幕節の東京ガスクリエイターズ戦で、エースランニングバック(RB)のトラショーン・ニクソンが85ヤード、2タッチダウンの活躍。新人のRB香川将成も83ヤードを走るなど、チームで計214ヤードをマークして地上戦を制圧した。加えて、クオーターバック(QB)高木翼(上段写真左)も3タッチダウンと抜群の安定感を披露。ランとパスのバランス良い攻撃を展開して東京ガスに大勝した。昨季王者の弱点は今のところ見当たらないが、強いてあげればキッキングゲーム。昨季からの課題でもあるフィールドゴールは、東京ガス戦でも2本のミスがあっただけに、先を見据えた戦いのためにも序盤戦で改善しておきたい。

守備では、山本洋ヘッドコーチの期待通りの活躍を見せたディフェンスバック(DB)林奎佑に注目する。フィジカルの強さを武器とするルーキーDBは、開幕戦では2インターセプトを記録して守備部門の週間MVPを受賞した。快足レシーバーを揃える福岡SUNS戦でも、アグレッシブなプレーで相手のパス攻撃を封じたい。

対するotonari福岡は、第1節のオービックに苦杯をなめてX1 Super初陣を白星で飾ることができなかった。2戦目も昨季チャンピオンと厳しい相手が続くが、自慢のオフェンス力でリズムをつかみ、接戦に持ち込みたい。攻撃の要は、開幕戦でパスを51回投げて21回成功し220ヤードを稼いだQB西山雄斗。立命館大学出身の右腕は2つのインターセプトを喫するも、1タッチダウンパスを決めて、トップリーグでも十分に通用することを証明した。

西山のターゲットは、横山海マクスウェルと南本剛志のスピードあふれるレシーバーコンビ。横山はオービック戦では4回捕球で平均18.8ヤード、南本も2回捕球で平均24ヤードをマークしてディープスレットであることをアピールした。セカンダリーも強力な富士通守備陣だが、自慢のスピードで翻弄したいところだ。ランでは今季から新加入したRBダニエル・ワイズ(下段写真右)の覚醒に期待する。対してディフェンスは、オービック戦で248ヤードを喪失したラン守備の改善が必須。加えて、0サックに終わったフロントラインはプレッシャーをかけ続けて、相手QBを少しでも慌てさせたいところだ。