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【X1 Super】ラスト7秒の同点劇! 「新習志野シリーズ」のオービックシーガルズ対エレコム神戸ファイニーズは引き分け

2022年09月26日(月) 10:37

X1 Superレギュラーシーズン第2節は25日、オービックシーガルズとエレコム神戸ファイニーズが第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で対戦。「新習志野シリーズ」と銘打たれた一戦は、試合残り7秒にエレコム神戸が追いつき、14対14の引き分けだった。この結果、オービックとエレコム神戸ともに1勝1分けで無敗をキープした。

立ち上がりから両チームともに決め手を欠く攻撃が続いていたが、オービックはクオーターバック(QB)ジェイソン・スミスによる2度のラン攻撃で着実にゲインしてゴール前10ヤードまで前進。ランニングバック(RB)川上理宇の5ヤードランを挟み、最後は新人RB 大河原陸が相手タックルにも倒されず、エンドゾーン内にボールを運び、第2クオーター開始早々にオービックが先制した。


さらにオービックは、ルーキーのディフェンスバック(DB)助川左門(上段写真中央)が50ヤード付近でインターセプトに成功。そのままエンドゾーンまでボールを運ぶピックシックスで追加点を挙げた。その後はこう着状態が続き、前半はオービックの14点リードで折り返した。

14点を追うエレコム神戸は、QBデイビッド・ピンデル(下段写真#5)が自らのランや、ワイドレシーバー(WR)デビン・フェルプスへのパスなどで着実にゲイン。ゴール前3ヤードのフォースダウンギャンブルでは、QBピンデルがWR内田大喜へタッチダウンパスを成功させて、反撃の狼煙を上げる。

ここからお互いのミスや気合の入ったディフェンスでスコアボードは動かず。

 

試合残り時間5分45秒。7点ビハインドのエレコム神戸は、同点の望みをかけて自陣17ヤードからラストドライブを開始する。QBピンデル、RB白神有貴、RB前田公昭らの徹底したラン攻撃でボールコントロールして着実に前進すると、ゴール前16ヤードの第2ダウン15ヤードの場面でQBピンデルがWR永見優諭貴へ14ヤードのパスをヒット。

しかし、キャッチした永見は背後からハードヒットを受けて悶絶。エレコム神戸はたまらず最後のタイムアウトをコールする。そして試合残り10秒からの第3ダウン1ヤード、エレコム神戸はQBピンデルが右にロールアウトしながら、エンドゾーン内でフリーとなったWR内田へドンピシャのパス。トライフォーポイントもきっちりと成功させたエレコム神戸が土壇場で同点に追いつき、サイドラインでは歓喜の輪ができあがった。

総獲得ヤードは、エレコム神戸の278ヤードに対してオービックが126ヤード。エレコム神戸はオービックの倍以上のヤードをゲインし、攻撃時間もほぼ倍の30分16秒で試合の主導権を握った。スタッツだけを見ればエレコム神戸が勝利してもおかしくない内容だったが、エレコム神戸はフィールドゴール失敗やパントブロックなどスペシャルチームのミスが痛かった。