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【X1 Super】雨中の決戦は富士通がアサヒ飲料に大勝 ロンドンから「凱旋」のWR松井理己は出場せず

2022年10月09日(日) 22:05

ここまでの2試合、49点、60点と大量得点で勝利してきた富士通フロンティアーズと、前節で試合終了間際に逆転フィールドゴールを決めてX1 Superでの初勝利をあげたアサヒ飲料クラブチャレンジャーズが9日、神戸市王子スタジアムで対戦した。フィールドに水たまりができる程の大雨の中で行われた試合は、富士通が40‐7と力の差を見せつけ開幕3連勝とした。

先制したのは富士通。自陣29ヤードから、ランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンのランや、クオーターバック(QB)高木翼からワイドレシーバー(WR)サマジー・グラントや、ニクソン、WR小梶恭平へのパスが決まり、敵陣18ヤードまで進んだ。しかし、降りしきる雨にQB高木、そしてターゲットのグラントともにボールが手につかずパスを3回続けて失敗。このシリーズはキッカー(K)納所幸司が35ヤードのフィールドゴールを蹴り込み3点先制とした。

対するアサヒ飲料は直後のオフェンスを自陣21ヤードから開始。QBギャレット・サフロンからWR亀山暉への52ヤードのパスなどで敵陣に攻め込み、さらに亀山への2度のパス、サフロン自らのランなどで前進。また相手ディフェンスの反則でゴール前5ヤードとして、最後はQBサフロンがカウンターランでタッチダウンし7-3と逆転に成功し、ベンチは盛り上がりを見せた。

富士通はすぐに反撃を見せる。キックオフリターンでボールをキャッチしたリターナー高津佐隼矢が54ヤードのビッグリターンをし、いきなり敵陣31ヤードからの攻撃を開始。RBニクソンの2度続けてのランでさらに前進するが、ここからまたもやパスが2度続けて決まらず、K納所が3ヤードのフィールドゴールを決め7-6と1点差に迫った。

富士通は次の自陣36ヤードからのオフェンスでも、RBニクソンの何度もランで前進すると、QB高木からWRグラントへのパス、RBニクソンのランでゴール前5ヤードとし、高木がWR小梶へのタッチダウンパスを決め13‐7と逆転に成功した。

さらに、次の自陣29ヤードからのオフェンスでもRBニクソンのランや、QB高木からWR神優成、グラントへのパスなどで前進し、最後は高木から神への29ヤードパスが決まり(トライフォーポイントはプレー失敗)、19‐7とリードを広げ前半を終えた。

雨の激しさが増した後半も富士通は攻撃の手を緩めない。自陣22ヤードからのオフェンスでは、RBニクソンの走りはとどまることを知らず、QB高木も雨中での空中戦をWRグラントや小梶との息も合い精度が増す。第3クオーターの5分にニクソンがエンドゾーンを走り抜けタッチダウン。また、自陣46ヤードからのオフェンスでは、QB高木からWRグラントへの短いパスを決めると、そのままスピードに乗ってタックルもはずし54ヤードを走りタッチダウン。第4クオーターにも1タッチダウンを加えて富士通は雨中戦の勝利を手中に収めた。

富士通の山本ヘッドコーチは「雨の中での試合の経験はそんなにできないので、試合前にセキュリティーをしっかりやろうと指示し、特に後半は準備してきたことがきっちりできた。(試合出場の機会がなかったWR)松井(理己)は次から試合に出ます」と取材陣に笑顔で答えていた。

アサヒ飲料は第1Q途中まで粘りを見せたが、その後はオフェンスが手詰まりとなり敵陣に入ることはもちろん、ファーストダウンを奪うことすらできない展開となってしまった。ディフェンスを中心に守り勝つフットボールで2個目の白星を狙いたい。