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【X1 Super第4節の見どころ】2勝目を手にするのは? ノジマ相模原対ディアーズはポストシーズン進出に向けて大事な一戦

2022年10月19日(水) 17:00

2022年のX1 Super秋季リーグ第4節は22日、ノジマ相模原ライズと胎内ディアーズが富士通スタジアム川崎で対戦する。1勝2敗の勝ち点6で並ぶ両チームの戦いは、各ディビジョン上位4チームが進むポストシーズンに向けて大事な一戦となりそうだ。

ノジマ相模原は、前節でIBM BIG BLUEと大熱戦を演じるも悔しい逆転負けを喫して連勝を逃した。攻撃の要のクオーターバック(QB)カート・パランデック(上段写真左)は、4インターセプトの大乱調。加えてラン攻撃もチームで計73ヤードに封じられ、攻撃のリズムを作れなかった。勝った試合は、パランデックのQBレーティングが120以上、地上戦も150ヤード以上を記録している。逆に負けた2戦はパランデックのQBレーティングが50台、ランオフェンスも平均で63.5ヤードに抑えられている。また、ラン守備も負け試合ではいずれも110ヤード以上を許している。ノジマ相模原が勝つには、攻撃では司令塔の安定とラン攻撃の強化、守備では地上戦を防ぐことがマストになるだろう。

一方、第3節のオール三菱ライオンズでは試合残り1秒からの逆転フィールドゴールで劇的勝利を飾り、うれしい昇格後初勝利を挙げたディアーズ。この勢いに乗って、次は連勝を狙いたいところだ。オフェンスをけん引するQB加藤翔平は、開幕から3戦連続で200ヤード以上を投げるなどパス獲得ヤードがリーグトップ。タッチダウンパス(2)こそ少ないが、冷静なクオーターバッキングで攻撃陣を指揮して、3年ぶりのブランクをまったく感じさせないパフォーマンスを見せている。加藤のターゲットは、レシービングヤードでリーグ6位(173)のワイドレシーバー(WR)田邊翔一に加えて、加藤とのコンビが抜群の36歳WR前田直輝(下段写真中央)が要所でいぶし銀の仕事をする。パス攻撃が機能する一方で、ランオフェンスは苦しい戦いを強いられている。前節こそチームで122ヤードをマークするも、それまでの2試合は平均52.5ヤード。加藤のパスを生かすには、宮幸崇や川村龍ノ介といったランニングバック陣の奮起が期待される。