【X1 Super第4節の見どころ】Division Bの首位攻防戦　王者富士通と新生エレコム神戸が注目の対決

早くも第4節を迎える秋季リーグ。10月22日（土）ＭＫタクシーフィールドエキスポにて、3勝0敗で勝ち点9の富士通フロンティアーズと2勝0敗1分、勝ち点7のエレコム神戸ファイニーズがDivision Bの首位攻防戦で戦う。

去年のチャンピオンチームである富士通は、今季も王者らしい気迫のこもったプレーで大量得点を稼ぎ、勝利を重ねている。前節のアサヒ飲料クラブチャレンジャーズとのゲームは激しい雨に見舞われたが、クオーターバック（QB）高木翼を中心に安定した試合を展開し、40対7で試合を終えた。

対するエレコム神戸は、第2節のオービックシーガルズの接戦を糧にし、前節のotonari福岡SUNSとのゲームでは主将岡田陸が率いるオフェンスライン（OL）のユニット力に支えられた攻撃陣が得意とするランプレーを中心に地上戦を制し、31対7で白星を勝ちとった。

富士通とエレコム神戸の昨年度のゲームでは富士通が勝利を挙げたものの、19対11と拮抗した結果であった。NFLを目指すワイドレシーバー（WR）松井理己も第4節から試合に出場すると公言されており、去年から変わらない主力を揃えた圧倒的な強さを誇る富士通に対し、エレコムは指導陣も替わり、ルーキーも多い。

新たに就任したエレコム神戸の時本昌樹ヘッドコーチは、選手としてもコーチとしても富士通に在籍した経験もあり、内情を知る中での分析や戦略に注目が集まるだろう。第4節の結果は今後行われるポストシーズンにも大きく関わる中、どんなゲームが繰り広げられるのか、富士通とエレコム神戸のゲームに期待したい。