【X1 Super第4節の見どころ】連勝中のパナソニックに挑む今季未勝利のオール三菱 明暗分かれる2チームの興味深いマッチアップ
2022年10月19日(水) 18:00昨季にさかのぼってレギュラーシーズンゲーム10連勝中のパナソニック インパルスが2019年11月17日を最後に勝利の美酒を味わっていないオール三菱ライオンズと10月22日(日)に大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで対戦する。全く違った状況で第4節を迎える両チームだが、興味深いマッチアップが期待される。
すでにライスボウルトーナメント進出を確実にしているパナソニックはオフェンスでランニングバック(RB)ミッチェルビクタージャモー(上段写真)とワイドレシーバー(WR)アルフォンゾ・オヌワーがそれぞれラッシングとレシービングの部門リーダーであるなどスキルポジションの充実が目立つ。新加入のクオーターバック(QB)ジェイロン・ヘンダーソンも長身を生かしたパッシングゲームを展開しており、ここまで1試合平均51点をマークする得点力を支える。一方、失点は3試合合計でわずかに17点で、昨年のリーグMVPのラインバッカー(LB)ジャボリー・ウィリアムスを中心としたディフェンスも強力だ。
対するオール三菱は2020年から昨季前半までコロナ禍の影響で出場辞退の時期を挟み、勝利から遠ざかっている。とはいうものの、ここまでの3試合はいずれも接戦を演じてきている。個々のパフォーマンスがかみ合って勝利をつかむまではあと一歩という印象だ。
今季からチームに加わった新QBジョン・ギブスJr.(下段写真)は試合を追うごとにレシーバー陣とのコンビネーションも向上してきている。ギブスJr.はランも大きな武器で、第3節終了現在で306ヤードラッシュはミッチェルの352ヤードに次ぐX1 Super2位の成績だ。198センチ、100キロの巨体のランはそう簡単には止まらない。
ディフェンスでは大型ディフェンスライン(DL)ポール・ボイエッティやディフェンスバック(DB)でありながら2サックを記録している末富邦人の活躍が光る。パナソニックのタレントぞろいのオフェンスとの真っ向勝負はこの試合の見どころのひとつだ。
3年ぶりとなる両チームの対戦はパナソニック有利は動かない。しかし、オール三菱が3年前と同様にロースコア(17-7でパナソニックが勝利)に持ち込み、前節のRB中野哲也の85ヤードパントリターンタッチダウのようなビッグプレーが生まれればアップセットの可能性もあり得る。