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今季のIBMは一味も二味も違うぞ! メンタル強化が実を結んだ開幕4連勝

2022年10月27日(木) 11:54

IBM BIG BLUEは、第4節のアサヒビールシルバースター戦に28対21で勝利して、開幕から無傷の4連勝を飾った。結果はもちろんのことだが、2戦連続でワンポゼッション差の接戦をしっかりとものにするなど内容も伴っている

昨年までのIBMと言えば、どこか好不調の波がはっきりしていて、大勝する時もあれば、大敗する時もあり、なかなかチーム力が安定しない印象があった。しかし今年は、第2節のオール三菱ライオンズ戦も第3クオーター終了時点で同点だったが、後半に地力の差を見せてきっちり勝ち切った。

IBMの山田晋三監督は、開幕から無傷の4連勝について「毎試合必死です。皆さんも見ての通り、全試合がエキサイティングな試合です。反省すべきところはあるのですが、勝ち切れるのは選手が頑張ったということ」と自軍のプレイヤーを労う。

僅差の試合をものにできていることについては、「一喜一憂しないように、特に(ケビン・)クラフトヘッドコーチが言うメンタルの部分に集中しています」と理由を明かす。

1サックを含むチーム最多の7.5タックルを決めたディフェンスライン(DL)森田修平(写真)もチームが良化していることを実感している。

精悍な顔つきの33歳のベテランは、「自分は2014年から所属していて接戦に勝ち切れないチームだと思っていたのですが、新加入の島野(純三)選手や、寺林翼選手が凄いチームを盛り上げてくれる存在になって、エネルギッシュですし、最後までしっかりとボールを追いかけてくれることを徹底してやってくれています。ディフェンスバックも球際のところとか狙いを持ってやっているので、一発抜けてタッチダウンというような感じにはならなくなっています」と、後輩の成長を頼もしく思っている。

いよいよ最終節は、パナソニックインパルスとの全勝対決。勝った方がディビジョンAの1位となる。昨シーズンのポストシーズンでは、第3クオーター終了時点まで勝っていたが、最終クオーターで逆転されて悔しい敗戦を喫した。監督自らが「穴が見つからない」と言うほど厳しい相手だが、山田監督は「ベストのメンバーでベストのゲームを、心身ともに挑んで準備したいと思います。次の試合もエキサイティングになるように最大限努力します」と真っ向勝負を挑む構えだ。

メンタルを強化してクロスゲームに強くなったIBMなら、今季最もエキサイティングな試合を見せてくれそうな予感がする。

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