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【X1 Super第5節見どころ】勝てば天国負ければ地獄 アサヒビール対ディアーズはプレーオフ枠かけた大一番

2022年11月04日(金) 17:00

2022年のX1 Super秋季リーグはいよいよ最終節を迎える。6日は、アサヒビールシルバースターと胎内ディアーズが横浜スタジアムで激突する。ともに勝ち点3同士の対決は、勝った方がポストシーズン進出の切符をつかむ大一番。勝てば天国、負ければ地獄の一戦は、互いに火花を散らす激戦となりそうだ。

今シーズンからX1 Superに昇格したチーム同士の対戦。昨季はX1 Area第4節で顔を合わせ、アサヒビールが15対10で僅差の試合をものにした。しかし両チームは今季から司令塔が変わり、昨年の成績はあてにならないだろう。

アサヒビールは、開幕戦に勝利した後は3連敗中と結果がついてきていない。しかし、前節のIBM BIG BLUE戦は、今季無敗の強豪相手に最後まで食い下がる粘りを見せた。その試合で際立っていたのが、ランニングバック(RB)川村洋志だ。本職のランに加えて、キックオフリターンではあと一歩でタッチダウンとなる86ヤードを爆走してチームを勢いづけた。接戦ではキッキングゲームの出来が試合の行方を左右することもあるので、川村のリターンは大きな武器となりそうだ。パッシングゲームでは、クオーターバック(QB)ジミー・ロックレイが本調子ではなさそうだが、最終節で覚醒することを期待したい。

対するディアーズは、QB加藤翔平がリーグ2位のパス獲得ヤード(927)を記録。3年ぶりに復帰した34歳のベテランは、かつての豪腕を彷彿させるパフォーマンスを披露している。ただ、タッチダウン2に対してインターセプト8と安定感に欠けているので、大事な一戦ではミスないクオーターバッキングを心掛けたい。また、ラン攻撃が、勝利した第3節を除いて、いずれも計100ヤード以下と低調なのは気がかり。加藤のパスを生かすためにも、川村龍ノ介、宮幸崇らRB陣の奮起が待たれる。

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