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プレーオフ出場8チームの指揮官が集結! ライスボウルトーナメント直前プレスカンファレンス

2022年11月07日(月) 16:28

X1 Superポストシーズンの日程はこちらから

X1 Superは6日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、11月19日からライスボウルトーナメントが幕を開ける。各ディビジョンの上位4チームが集うポストシーズンに勝ち上がってきたのは、Division Aからはパナソニック インパルス(1位)、IBM BIG BLUE(2位)、ノジマ相模原ライズ(3位)、アサヒビールシルバースター。一方のDivision Bからは、富士通フロンティアーズ(1位)、オービックシーガルズ(2位)、エレコム神戸ファイニーズ(3位)、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ(4位)。1回戦は、パナソニック対アサヒ飲料が19日にヨドコウ桜スタジアムで実施。20日には、IBM対エレコム神戸、富士通対アサヒビール、オービック対ノジマ相模原の3試合が横浜スタジアムで行われる。熱き戦いを前に記者会見が開かれ、各チームの指揮官らチーム代表が意気込みなどを語った。


圧倒的な強さでDivision Aを全勝でトップ通過したパナソニックの荒木延祥監督は、「ここから1試合ごとに成長したチームが最後はチャンピオンになると思っているので、一戦必勝でまずはアサヒ飲料相手に良い準備をして挑みたい」と目の前の試合に集中する。1回戦で対戦するアサヒ飲料戦の戦い方は、「攻守ともに強力なライン陣との勝負に勝つことが大きなポイント」と明かす。対するアサヒ飲料の正重高志ヘッドコーチ(HC)は、「(パナソニックは)どんな状況においても一発でタッチダウンに結びつける脅威があるので、一発でタッチダウンを取らせないような我慢の戦いに持ち込みたい」と、ロースコアの展開を希望する。

Division Bを無敗で1位となった富士通の山本洋ヘッドコーチ(HC)は、X1 Areaから昇格した古豪アサヒビールと久しぶりの対戦を心待ちにする。注目ポイントは、アサヒビールの藤縄大樹ゼネラルマネージャーと同様に、「林兄弟対決が楽しみ」と異口同音に述べる。富士通には弟のディフェンスバック(DB)奎佑、アサヒビールには兄のワイドレシーバー(WR)雄太が所属。奎佑は身長182センチ、雄太も身長187センチと高身長のダイナミックな兄弟対決は見どころの一つだ。

オービックの大橋誠HCは、「ノジマ相模原は、攻守でしっかりとプレーを作ってくるチーム。特定の選手をケアするよりも、ライズさんが持っている一体感が脅威だと思っているので、そこを良い形で崩していくことが一番のポイント」と、ノジマ相模原のチーム力を警戒。一方、ノジマ相模原の城ケ滝一朗HCは、「(オービックは)リーグ屈指のディフェンス力。特にディフェンスラインを攻略するのがカギだと思っている。オフェンスコーディネーターがどのように攻略するか楽しみにしてほしい」と、自慢のオフェンス力で対抗するつもりだ。

IBMのケビン・クラフトHCは、エレコム神戸について、「米国人QBが入るとチーム全体の力が上がってくる。守備もディープを守る選手に良いプレイヤーがそろっているので注意したい」と、攻守で存在感を見せる外国籍選手に神経を使う。対して、エレコム神戸の時本昌樹HCは、「IBMは攻撃力があるハイパーオフェンスで勝ち上がってきているので、そのハイパーオフェスをどのようにして止められるかを考えて準備したい」と、相手の最大の武器であるオフェンス力に対抗するための守備力を強化する考えだ。

1回戦にあたるクオーターファイナルを勝ち上がった4チームが、12月11日と12日に行われるセミファイナルへと進み、そこを勝ち抜いた2チームが日本一を決める2023年1月3日のアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第76回ライスボウル(東京ドーム)へ駒を進める。今シーズンから新しく採用されたライスボウルトーナメント。果たして、頂上決戦に進むのはどのチームか。11月19日に熱戦の火ぶたが切られる。