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【X1 Area第6節見どころ】熾烈な入替戦出場争い 電通と警視庁がガチンコ対決

2022年11月10日(木) 14:00

残り2節のX1 Areaは、入替戦出場権をかけた戦いがいよいよ佳境を迎える。第6節は13日に4試合が行われる。上位2チームが進むX1 Superとの入替戦枠争いは、電通キャタピラーズとPentaOceanパイレーツが勝ち点13で並び、警視庁イーグルス、アズワンブラックイーグルス、富士フイルムミネルヴァAFCの3チームが勝ち点9で追う展開で、この5チームに絞られた。第6節では電通と警視庁が直接対決する。

電通は前節のパイレーツとの首位攻防戦で引き分けに終わり連勝が4でストップしたが、開幕からの無敗は継続している。クオーターバック(QB)アーロン・エリス(上段写真右)は、パス獲得が今シーズン初めて180ヤードを下回る130ヤードに抑えられた。タッチダウンパスも1個と、第1節から続いていたマルチタッチダウンパスも途切れた。パス攻撃が分断された時には、ランニングバック(RB)遠藤集らのランオフェンスでカバーしたいところ。ディフェンスでは、1試合平均123.6ヤードを喪失しているラン守備に注意を払いたい。

対する警視庁(中段写真)は、眼前の敵を叩いて入替戦出場に望みを残したい。前節は今季初の完封勝ちで第4節に続く勝利で今季3勝目を手にした。連勝中の失点はわずか6、喪失ヤードも1試合平均135.5と鉄ぺきの守備を誇る。攻撃はランオフェンスが2戦連続100ヤード超と、地上戦が好調だ。得意の守備とラン攻撃に加えて第5節攻撃部門の週間MVPに選出された齋藤詩伸が指揮するパス攻撃を武器に、首位チームを倒しておきたいところだ。

勝ち点で電通と並ぶパイレーツは、ここまで全敗の三菱商事Club TRIAXと対戦。前節の電通戦はドローだったが、自慢のラン攻撃は機能した。柴田健人(下段写真中央)がチームトップの71ヤードを走り、草野公平がチーム唯一のタッチダウンをマークした。守備もハイパーオフェンスを誇る電通をわずか183ヤードに封じた。ここまでの5試合で複数タッチダウンを許したのは第4節のみ。得意の地上戦と強力守備で、調子の出ない相手からきっちり白星をつかみたい。