【X1 Area第7節見どころ】いよいよ最終節!警視庁、アズワン、名古屋が残留を懸けた争い 電通とパイレーツの順位争いも注目
2022年11月24日(木) 16:30X1 Areaはいよいよ最終節を迎え、26日、27日の2日間で計4試合が行われる。見どころはX2との入替戦に進む残り1チームの行方。また、上位2チームが進むX1 Superとの入替戦はすでに出場チームが決まっているが、入替戦の対戦相手が確定する順位にも注目が集まる。
X2との入替戦には、すでに三菱商事Club TRIAXと品川CC ブルザイズの2チームが確定。残りは、警視庁イーグルス、アズワンブラックイーグルスと名古屋サイクロンズの戦いになる。勝ち点9の警視庁とアズワンは、引き分け以上なら残留決定。もし両チームとも負けて、勝ち点6の名古屋が勝てば3チームとも横並びになり、得失点差で警視庁がX2との入替戦に回ることになる。ただ、X2の3地区優勝チームのうち昇格の条件が整っていないチームは入替戦には出場できないため、その場合は6位チームから順次入替戦出場が回避となる(下記【X1 AreaとX2の入替戦について】参照)。
前節でアズワンに勝利して連敗を4で止めた名古屋は、富士フイルムミネルヴァAFCと対戦する。連敗ストップの立役者は、第6節の週間MVPで守備部門とPlay of the Weekの「2冠」を達成したラインバッカー(LB)池田直人(上段写真右)。早稲田大学出身の25歳は、75ヤードファンブルリターンタッチダウンに加え、6.5タックル、1ファンブルフォースと幅広い活躍をした。そして、池田がけん引したディフェンスは、アズワンをわずか1タッチダウンに封じた。これまでの6試合で大敗したのは電通キャタピラーズとPentaOceanパイレーツ戦の2試合だけ。守備は安定しているだけに、富士フイルムの攻撃の要であるクオーターバック(QB)鈴木貴史とランニングバック(RB)山田大葵に注意を払い、ディフェンスからリズムを作って勝機を見出したい。
勝って気持ちよくX1 Area残留を決めたいアズワンは、すでにX1 Superとの入替戦出場が確定している電通とマッチアップ。アズワンは第2節から第4節まで3連勝と勢いに乗っていたが、ここにきて連敗と失速気味だ。攻撃のカギを握るのはクオーターバック(QB)糟谷啓二郎の出来。関西学院大学出身の33歳は第6節でプレーしなかったのは気がかりだが、もし出場すればX1 Area3位の7タッチダウンパスをマークする決定力ある右腕に期待がかかる。地上戦では、ラン1回平均7ヤード超を記録するRB羽田健人(中段写真左)のスピードに注目したい。
対する電通にとっても、X1 Superの対戦相手が左右される重要な一戦だ。もし1位になれば、オール三菱ライオンズが相手。2位ならばotonari福岡SUNSと激突することになる。攻撃は、もちろんQBアーロン・エリス(下段写真)に注目する。ここまでパス獲得ヤードがリーグ唯一の1,000ヤード超え(1,290)、タッチダウンパスもただ一人で二けた(15)と圧倒的な数字を残している。レシービングヤードでリーグ1位、2位を争う南賢人(367)、河波正樹(362)のワイドレシーバー(WR)陣との息の合ったプレーで得点量産なるか。
警視庁イーグルスも、勝敗によってX1 Superとの入替戦の対戦相手が決まるパイレーツとの大事な試合となる。パイレーツは、ここまでの6試合中5試合でラン獲得ヤードが1試合平均145。対する警視庁も、勝利した3試合のラン獲得ヤードが128。ラン攻撃が持ち味の両チームによる戦いなので、地上戦を制した方が有利に試合を運べるはずだ。パイレーツは、目下リーディングラッシャーの柴田健人と草野公平のRBデュオ、警視庁は富澤友貴の走りが勝負の命運を左右しそうだ。
ブルザイズは、今季未勝利の三菱商事との一戦。ともに後に控えるX2との入替戦に向けて、良い形でレギュラーシーズンを締めくくりたい。
【X1 SuperとX1 Areaの入替戦】
12月10日(土)富士通スタジアム川崎
11:00~ オール三菱ライオンズ対X1 Area 1位
14:00~ otonari福岡SUNS対X1 Area 2位
【X1 AreaとX2の入替戦について】
・X1 Areaからは順位の6~8位が出場します。
・X2からは各地区優勝チームが出場します。ただし、優勝チームは昇格条件を満たしていることが入替戦出場の必須条件となります。
※X2の各地区優勝チームのうち、昇格条件を満たすチームが2チームの場合、X1 Area 6位は入替戦を回避し、7~8位チームが出場
※X2の各地区優勝チームのうち、昇格条件を満たすチームが1チームの場合、X1 Area 6~7位は入替戦を回避し、8位チームが出場
・組み合わせは、東日本地域同士西日本地域同士の対戦とします。東日本地域同士の対戦カードは、X2 EASTとX2 CENTRALの勝ち点を優先とし、勝ち点が同数の場合は抽選とします。
※ただし、X2入替戦出場チームが2チームまたは1チームの場合は対戦カードは抽選とする
※X1 Areaと X2がいずれも東日本地域および西日本地域から1チームずつ出場の場合は同地域対戦とする