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連覇狙う富士通とリベンジ期すパナソニックが日本一かけて激突 第76回ライスボウルプレスカンファレンス

2022年12月13日(火) 15:35

ライスボウルトーナメント・セミファイナルを勝ち上がった富士通フロンティアーズとパナソニック インパルスが日本一をかけて争うアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第76回ライスボウル。来年1月3日に東京ドームで開催される頂上決戦の記者会見が13日、都内で実施された。

レギュラーシーズンをともに5戦全勝、ポストシーズンでもクオーターファイナル、セミファイナルを盤石な強さで勝ち上がってきた富士通とパナソニック。2年連続7度目の王座を目指す富士通の山本洋ヘッドコーチ(HC、上段写真左から2人目))は、今季未対戦のパナソニックについて「いろいろなポジションで有能な選手がたくさんいる。しっかり準備して決勝に挑みたい」と総合力高い相手を警戒。キャプテンの趙翔来(下段写真左)も、前日にセミファイナルを勝利したばかりだが、「パナソニックに勝つというところにチーム全員切り替えて臨んでいきたい」とすでに3週間後の決戦に目を向けている。

一方、7年ぶり5度目の日本一を狙うパナソニックの荒木延祥監督(上段写真右から2人目)は、「今年の1月3日に富士通さんに負けてからこの試合に勝つことを目標にしてきた」と1年越しに昨年の借りを返すつもりだ。小西俊樹主将(下段写真右)も「ライスボウルの借りはライスボウルでしか晴らせない」と、捲土重来を期す。

両チームが対戦した昨シーズンのライスボウルは、最後の最後まで試合の行方が分からない手に汗握る展開だった。富士通は、そのゲームでランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンがラン26回147ヤードをマークして勝利の立役者となった。そのため、パナソニックの指揮官は、「止められたチームは今までにない」と身長186センチ、体重106キロのパワーランナーを用心する。

対して富士通の山本HCは、司令塔のジェイロン・ヘンダーソンを要警戒選手に指名する。まだ対戦していないので実際のプレースピードを映像でしか見ていないと前置きしながらも、「走っても素晴らしいパフォーマンスをするし、パスを投げても豊富なレシーバー陣にデリバリーする」と、ランパス両方に注意を払う。

昨シーズンの両チームは、レギュラーシーズンでパナソニックが勝利するも、ライスボウルでは6点リードする富士通が、終了間際に自陣まで攻め込まれながらもパナソニックのフォースダウンギャンブルを止めて、劇的勝利を飾った。今年は両チームとも無敗でライスボウルを迎え、勝った方がパーフェクトシーズンを達成する。注目の日本一決定戦は、2023年1月3日15時に戦いの火ぶたが切られる。

なお、プレスカンファレンス後のチームガイダンスで、試合当日はパナソニックが青、富士通が赤のジャージを着用することが決まった。