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【Jr.パールボウルトーナメント】富士フイルム海老名、警視庁に完封勝ちでうれしい優勝

2023年06月17日(土) 19:38

X1 Areaは17日、富士フイルム海老名Minerva AFCと警視庁イーグルスによるJr.パールボウルトーナメント決勝が富士通スタジアム川崎で実施された。ファイナルに相応しく晴天に恵まれたコンディション下での一戦は、富士フイルム海老名が14対0で完封勝利を飾り優勝した。2004年のX2時代のJr.パールボウル制覇に続き、2度目の戴冠だ。2021年4月に富士フイルムを冠とし、今年初めに神奈川県海老名市および海老名商工会議所と三者包括連携協定を締結してからはうれしい初タイトルとなった。

最近2年の秋季リーグ戦の対戦成績1勝1敗、得点差もワンポゼッション以内と実力が拮抗した両チームの争いは、この日も伯仲した争いとなった。先制したのは、富士フイルム海老名だった。敵陣でファンブルリカバーして攻撃権を得た富士フイルム海老名は、クオーターバック(QB)鈴木貴史が右エンドゾーン奥へふわりと柔らかいタッチのパスを投じると、これを身長188センチのワイドレシーバー(WR)小山昭瑛が豪快にダイビングキャッチ。相手のミスをしっかりと得点につなげた富士フイルム海老名は、幸先良く先取点を奪った。

なおも富士フイルム海老名は、守備陣が出足の鋭いディフェンスで相手の攻撃を封じると、これに攻撃陣が応える。警視庁陣22ヤードからのシリーズで、QB鈴木のショートパスや重厚なランなどでジリジリと前進。すると、ラストは中央を突いた琉球大学出身のランニングバック(RB)大迫亮太が相手タックルをひらりとかわしてエンドゾーン内に飛び込み加点した。

後半に入ると一進一退の攻防が続き、スコアは動かず。14点リードの富士フイルム海老名は、試合終盤にエンドゾーン近くまで攻め入られるも、気合の入ったディフェンスでがっちりと警視庁のオフェンスをストップ。そのままリードを保ち試合終了となると、富士フイルム海老名のサイドラインには歓喜の輪ができあがった。

富士フイルム海老名は、総獲得ヤードだけをみれば警視庁の201に対して、170と劣勢。しかし、2つのインターセプトに加え、パンター(P)大野郁也が6回のパントで平均40ヤード近く蹴ったキッキングゲームが勝利に大きく貢献した。