ニュース

【尼崎ボウル】9TDの猛攻でアサヒ飲料クラブチャレンジャーズがアズワンブラックイーグルスに大勝

2023年06月18日(日) 19:40

第8回尼崎ボウルは、6月18日に兵庫県尼崎市のベイコム陸上競技場で行われ、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズがアズワンブラックイーグルスに63‐0で大勝した。

自陣43ヤードからの最初の攻撃シリーズの2プレー目で、アサヒ飲料はクオーターバック(QB)ギャレット・サフロンからのラテラルパスを受けたワイドレシーバー(WR)亀山暉が、奥に走りこむWR阿部拓朗にロングパスを投じるスペシャルプレーが見事に成功し。そのまま阿部がエンドゾーンに飛び込み、7‐0と先制した。

その後のアズワンの攻撃をスリーアンドアウトで退けると、アサヒ飲料は次の攻撃で新加入のランニングバック(RB)清水大和の49ヤードのロングゲインでゴール前まで大きく前進。最後はRB川淵将紀がタッチダウンを決めて14‐0とリードを広げた。

対するアズワンの攻撃は、QBのキーププレーやラン、パスを織りまぜて前進を試みるがアサヒ飲料の守備に阻まれ、得点のチャンスを作れない。アサヒ飲料の守備陣はボールへの集まりが速く、鋭いタックルが目立った。

アサヒ飲料の攻撃の勢いは止まらず、第2クオーターに入ると、RB清水のランプレーとQBサフロンのキーププレーでゴール前までボールを運ぶと、仕上げはQBサフロンからWR阿部へのタッチダウンパスが成功し、21‐0。その後、前半終了間際にさらにタッチダウンを重ねたアサヒ飲料が28‐0とリードしてハーフタイムを迎えた。

後半に入ってもアサヒ飲料優勢の流れは変わらず、アズワンは苦戦を強いられた。後半レシーブとなったアサヒ飲料は自陣24ヤードからの攻撃でQBを横山恵太郎に交代。この攻撃ではランを多用してゲインを重ね、RB山田陸斗が独走タッチダウンランを披露して35‐0とさらにリードを広げた。

その後アズワンに攻撃が移るが、QBサックを受けたり、パーソナルファールを取られたりという苦しい展開。結局フォースダウンからのパントをアサヒ飲料がブロックし、アサヒ飲料ラインバッカー(LB)荻野耕平がエンドゾーンでボールを押さえてタッチダウンとし、42‐0となった。


次のアズワンの攻撃でもフォースダウンからのパントをまたもアサヒ飲料がブロックしてタッチダウンにするなど、一方的な展開となり、結局9タッチダウンを奪ったアサヒ飲料が63‐0と大差をつけて勝利した。

アサヒ飲料の正重高志ヘッドコーチは「今年は春の試合数が少なく、これで2試合目。今日は点数が取れなくても、経験を積ませるため2枚目の選手を出そうと思っていた」とゲームプランを明かす。注目の選手としてRB清水を挙げ、「今年入ってきた新人で、かなりのアスリート。どんなプレーをするか楽しみだったが、切れ上がるスピードがありボディーバランスが良い」と高評価。秋本番に向けて「X1 Superの強いディフェンスに対抗するためパワーをつける必要があると思う」と表情を緩ませながら話した。