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【X1 Area】富士フイルム海老名ミネルヴァAFCが地元の海老名市でうれしい初勝利 名古屋サイクロンズに逆転で開幕白星

2023年08月26日(土) 19:44


X1 Areaの2023年度秋季リーグ戦の開幕を飾る一戦は26日、神奈川県海老名市の海老名運動公園陸上競技場で行われ、地元の富士フイルム海老名ミネルヴァAFCが試合残り時間2分を切ってからの逆転劇で名古屋サイクロンズに11対6と勝利した。

今年1月に海老名市および海老名商工会議所と三者包括連携協定を締結した富士フイルム海老名は今年5月のノジマ相模原ライズとの交流戦に続く地元開催2試合目でうれしい初勝利を飾った。

白星発進となった富士フイルム海老名の朝倉孝雄ヘッドコーチは「たくさんの声援をいただいた。とくに最後の子供たちのカウントダウンが聞こえてうれしかった」と述べた。

前半は両チームともディフェンスの奮闘で無得点に終わった。その中でも春のJr.パールボウルを制した富士フイルム海老名はランニングバック(RB)山田大葵(11キャリー、74ヤード)のランやクオーターバック(QB)鈴木貴史(28試投20回成功、195ヤード、1インターセプト)のパスなど、オフェンスでいいプレーが見られた。

先制したのは名古屋だった。第3クオーター序盤にキッカー(K)松久拓斗の 27ヤードフィールドゴールで得点を刻んだ。その約7分後に富士フイルム海老名もルーキーで今春にアメフト始めたばかりのK大野郁哉が22ヤードのフィールドゴールで対抗して同点となった。

均衡を破ったのも名古屋で、第4クオーターの1分16秒に再び松久がフィールドゴールを決めて6-3とする。この頃にはQB是澤太朗のキープランやパスが威力を発揮し始め、名古屋がモメンタムをつかみかけていた。

しかし、あと2分で勝利というところで名古屋に手痛いミスが出る。自陣23ヤードからパントになった場面で、ロングスナップがパンター(P)高木優太朗の頭上を大きく超え、ボールがエンドゾーンからアウトオブバウンズに出てセーフティとなった。名古屋は富士フイルム海老名に2点を献上するとともに、さらにオフェンス機会も与えることになってしまった。

このポゼッションの最初のプレーで富士フイルム海老名はQB鈴木からワイドレシーバー(WR)桑原司への48ヤードパスで一気のゴール前へ。最後はRB山田の2ヤードタッチダウンランにつなげて逆転に成功し、そのまま逃げ切った。