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【X1 Area】警視庁イーグルスが「サヨナラFG」で劇的な勝利 PentaOceanパイレーツを倒して開幕勝利

2023年08月27日(日) 19:02

X1 Areaの開幕節の第2日は27日、富士通スタジアム川崎で1試合が行われ、ともにX1 Superへの昇格を今季の目標に掲げるPentaOceanパイレーツと警視庁イーグルスが対戦した。試合は最終プレーで22ヤードの決勝フィールドゴールを成功させた警視庁が19対16で勝利し、開幕節を白星で飾った。

過去2年の秋季リーグ戦でパイレーツに勝っている警視庁はこの試合でも前半にリードを奪った。クオーターバック(QB)齋藤詩伸からワイドレシーバー(WR)石川圭太への28ヤードタッチダウンパスとランニングバック(RB)伊藤碧の15ヤードタッチダウンラン(エキストラポイントのキックは失敗)、キッカー(K)長洲祐太朗28ヤードフィールドゴールで16-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

しかし、QB齋藤が顎にヒットを受けて裂傷を負い、サイドラインに下がったころから警視庁のオフェンスのリズムが狂いだし、逆にパイレーツが試合の主導権を握った。

対照的にパイレーツはQB西澤凌介のパスが要所で決まるようになり、第4クオーターにWR大通広志と田上将太朗への2本のタッチダウンパスを成功させた。このふたつのタッチダウンではいずれも2ポイントコンバージョンを成功させ、16-16の同点として残り時間42秒で試合を振り出しに戻した。

引き分けではなく勝利をもぎとりたい警視庁自陣41ヤードからの攻撃を開始する。フィールドに復帰したQB齋藤からWR桑原陸への13ヤードパスでファーストダウンを更新した後、WR宇佐見薫への41ロングパスで一気にゴール前5ヤードまでボールを進める。タイムアウトがなかったために次のプレーでボールをスパイクして時間を止め、最後は長州がウイニングフィールドゴールを成功させて熱戦にピリオドを打った。

次節、警視庁は品川CCブルザイズと9月16日(土)に富士通スタジアム川崎で対戦する。敗れたパイレーツは翌日の17日(日)にアズワンブラックイーグルスを富士通スタジアム川崎に迎え撃つ。