【X1 Super第1節の見どころ】アサヒ飲料クラブチャレンジャーズが尼崎で東京ガスクリエイターズを迎え撃つ　タイプの違うオフェンスに注目

X1 Superの開幕節2日目は兵庫県尼崎市のベイコム陸上競技場で1試合を行い、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズが東京ガスクリエイターズと対戦する。昨年は第2節で顔を合わせ、アサヒ飲料が試合時間残り9秒で決勝のフィールドゴールを決め、最後はファンブルフォースで東京ガスの反撃を断ち切る劇的な幕切れを迎えた。約1年ぶりの対戦はどのような展開を見せるか。

アサヒ飲料は65人の登録選手のうち25人が新人または移籍の新加入選手だ。とくにランニングバック（RB）佐々木秀真（大阪府立大学）、ラインバッカー（LB）網田朝陽（関西外国語大学）、ディフェンスライン（DL）和久憲三（関西大学）関西の大学からの新人が多く若返った印象だ。

こうした新加入選手にクオーターバック（QB）ギャレット・サフロン、ワイドレシーバー（WR）阿部拓朗、亀山暉といった既存選手の力がどのように融合して新たなチャレンジャーズを形成するのか注目される。

東京ガスはQBにテバカ・ツイオチ（ニューメキシコ大学）という新外国籍選手を迎えて新たなオフェンスを展開する。エースWRカナワイ・ノアとのコンビネーションが確立されれば東京ガスの得点力アップに大きく貢献することになる。ディフェンスは抜群の運動能力を持つディフェンスライン（DL）馬場倫太郎、ハードタックルのマット・マクレラン、守備範囲の広いLBカウラナ・アペル、LB赤倉航希らが中心だ。

アサヒ飲料はパスオフェンスを駆使した得点力、東京ガスはバランスアタックによるボールコントロールオフェンスを仕掛ける。それぞれのディフェンスが相手オフェンスに対してどのように対策を立ててくるかは注目に値する。東京ガスはLB陣のパスラッシュでQBサフロンにプレッシャーをかけてロングパスを阻止したい。一方のアサヒ飲料はRB森分優人のランをまず止めてサードダウンロングの場面を少しでも多く作れば、時間のコントロールを阻止できる。

ともにプレーオフ（ライスボウルトーナメント）出場にむけてシーズン初戦ながら負けられない一戦を迎える。