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【X1 Super第2節の見どころ】2季ぶりに東日本へ乗り込むパナソニックが東京ガスと対決

2023年09月21日(木) 14:35

【パナソニック インパルスの新WRダックス・レイモンド】

2023年のX1 Super秋季リーグ第2節は23日、東京ガスクリエイターズ対パナソニック インパルスの一戦が富士通スタジアム川崎で開催される。パナソニックがレギュラーシーズンを東日本で戦うのは、2021年シーズンの第6節富士通フロンティアーズ戦以来2シーズンぶりだ。

パナソニックは、開幕節のノジマ相模原ライズ戦を快勝した。今季からクオーターバック(QB)は石内卓也と荒木優也の日本人QB2人体制だが、2人で計3タッチダウンを挙げて日本人QBでも十分に戦えることを証明した。先発した石内は、パス29回中19回成功、301ヤード、2タッチダウンで指揮官の期待に見事応え、途中出場の荒木も最終クオーターにダメ押しのタッチダウンパスを通した。ターゲットは、新加入のワイドレシーバー(WR)ダックス・レイモンドが捕球数(4)と獲得ヤード(115)でチームトップの数字をマークし、2年ぶりに復帰したWRレオンシャ・フィールズもレイモンドと並ぶ捕球数で、1タッチダウン捕球も記録。最終的に異なるレシーバー9人が1回以上捕球し、310ヤード獲得したパス攻撃を支えた。

【開幕節のノジマ相模原ライズ戦でインターセプトリターンをするパナソニックLB小西憂(右)】

また、パナソニックの強力守備陣は今年も健在だ。ノジマ相模原戦では、ランをわずか58ヤードに抑えれば、リーグ屈指のQBカート・パランデックから1インターセプトを奪うなど思うように仕事をさせなかった。東京ガス戦でも、ラインバッカー(LB)小西憂を中心に、LBジャボリー・ウィリアムスやディフェンスバック(DB)ジョシュア・コックスが相手攻撃陣の前に立ちはだかるだろう

【東京ガスクリエイターズの新加入QBテバカ・ツイオチ】

対する東京ガスは、第1節のアサヒ飲料チャレンジャーズ戦では残り6秒で逆転を許し悔しい黒星スタートとなった。第2節では128ヤードに封じられたパスオフェンスの立て直しが急務となるだろう。今季から加入したQBテバカ・ツイオチは、まだ周囲との呼吸が合っていないのかアサヒ飲料戦ではパスでわずか100ヤードに終わった。前節からの2週間でどれだけレシーバー陣とタイミングが合っているか注目だ。

振るわなかったパス攻撃とは対照的に、ラン攻撃は計142ヤードを積み上げた。特に新人のランニングバック(RB)星野凌太朗は、チームトップの92ヤードを走り、1回平均6.6ヤードを記録した。エースRB森分優人も耐久性があり、パナソニック戦ではこの2人のランナーを軸に地上戦を支配したい。

【開幕節でチームトップの92ヤードラッシュを記録した東京ガスの新人RB星野凌太朗(中央)】

2シーズン前には第1節で顔を合わせた両チームは、パナソニックが71対0で東京ガスを圧倒した。この二の舞を避けたい東京ガスとしては、ランでボールをコントロールしロースコアゲームに持ち込みたいところだ。接戦となった場合、開幕戦で3本のフィールドゴールをすべて決めたパナソニック佐伯眞太郎と52ヤードのフィールドゴールを成功させて周囲をどよめかせた東京ガス高橋寛太のキッカー対決が見ものだ。

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