ニュース

【X1 Super第2節の見どころ】アサヒ飲料チャレンジャーズ対電通キャタピラーズは空中戦の様相 ディフェンスの出来が制空権掌握のカギ

2023年09月22日(金) 11:27

【アサヒ飲料チャレンジャーズ新WRブギー・ナイト(左)】

X1 Super第2節を締めくくるのはMKタクシーフィールドで15時キックオフ予定のアサヒ飲料チャレンジャーズ対電通キャタピラーズの一戦だ。両チームの対戦はX1 Superでは初の顔合わせとなる。トップリーグを舞台にした決戦はどのような試合になるのか。

両チームともにアメリカ人クオーターバック(QB)のパスに威力があり、有能なレシーバーがそろうといった特徴がある。これらの利点を十分に生かして空中戦を制したチームが勝利の美酒を味わうことができそうだ。

【東京ガスクリエイターズ戦でインターセプトを記録したアサヒ飲料DB小池元基(中央)】

アサヒ飲料は第1節の東京ガスクリエイターズ戦でQBギャレット・サフロンが23試投17回成功、188ヤード、1タッチダウンパス成功と安定したパフォーマンスでチームを勝利に導いた。彼のパスの大半をキャッチしたのがワイドレシーバー(WR)の阿部拓朗(7キャッチ、88ヤード、1タッチダウン)と新加入のブギー・ナイト(6回、63ヤード)だ。ともにディープゾーンに素早く走りこむスピードを持っており、パスカバーの難しいレシーバーだ。

【電通キャタピラーズQBアーロン・エリス】

パスオフェンスでは電通も引けを取らない。QBアーロン・エリスは柔らかいタッチでコントロールのいいパスを投げる。前節のオービックシーガルズ戦では1年ぶりの被インターセプトを喫したが、昨年の電通入団以来わずか2回しかインターセプトされていない。そのエリスは新加入WRラボン・ジョンソンとすでにホットランを形成し、オービック戦では7回のパスキャッチで107ヤードを生み出した。ここに南賢人、小貫哲、河波正樹といったパスキャッチのうまいレシーバー陣が控える。前節はジョンソンにパスが集中したが、ほかのレシーバーにもパスを散らすことができればアサヒ飲料のディフェンスに的を絞らせることなくパスオフェンスでゲームを組み立てることができるだろう。

【オービックQBタイラー・クルカにパスラッシュでプレッシャーをかける電通LB畑壮吉】

派手な空中戦が予想されるが、その制空権の行方を左右するのがディフェンスだ。アサヒ飲料はディフェンスバック(DB)陣が強力だ。新人のトレヴォーン・クレイグは183センチの長身の持ち主で、小池元基、木村俊基のパスカバーもうまい。

一方の電通はパスラッシュでQBギャレットにプレッシャーをかけたい。オービック戦ではディフェンスライン(DL)を2人、ラインバッカー(LB)5人とするパス対策に力を入れた隊形でスターティングラインアップで試合を開始した。対アサヒ飲料でも同様の布陣で臨むことが予想される。LBの畑壮吉、坂本博希のパスラッシュとDB平尾拓真、井上凌輔らセカンダリーのパスカバーの連携をしっかりと取りたい。

関連リンク

■来場案内はこちら
■チケット情報はこちら
■XリーグTV onアメフトライブ by rtvはこちら