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【X1 Super第3節の見どころ】RBT進出に向けて正念場 今季初勝利をかけてノジマ相模原と東京ガスが激突

2023年10月05日(木) 18:28

【RBデレクアキラウィリアムス(20番)にハンドオフするノジマ相模原ライズQBカート・パランデック(6番)】

X1 Super第3節のノジマ相模原ライズと東京ガスクリエイターズの一戦が7日に富士通スタジアム川崎で行われる。開幕から2試合を戦ってともに未勝利の両チームが、今季初勝利をかけて対戦する。

ノジマ相模原は、開幕からの2試合で計16得点と得点力不足に悩まされている。特にランオフェンスが深刻で、その分クオーターバック(QB)カート・パランデックに対するマークが厳しい状況だ。現状を打破するためにも阿部快斗、川上理宇、吉澤祥らランニングバック(RB)陣が奮起して、QBパランデックへのマークを分散させることが重要となってくる。

守備では、計5タッチダウンを許しているパスディフェンスの強化がマストだ。コルビー・キャンベル、フィリップ・レッドワインのラインバッカー(LB)コンビの力を活かして、東京ガスにプレッシャーをかけたい。

【第2節にインターセプトリターンTDを記録した東京ガスクリエイターズLBカウラナ・アペル】

対する東京ガスは、前節でパナソニック相手のジャイアントキリングをあと一歩で逃した。接戦を演じる原動力となったのが、ディフェンスとスペシャルチームだ。LBカウラナ・アペルは大事な場面で反則のミスを犯すも、それまではインターセプトリターンタッチダウンを決めるなど鋭い読みと力強いタックルでピンチの芽を摘んだ。ディフェンスライン(DL)マット・マクレランもチームトップの7タックルと1サックを記録して、相手QBの脅威となった。パナソニック戦の再現をノジマ相模原にもできれば、今季初勝利がぐっと近づくだろう。

東京ガスのオフェンスもノジマ相模原同様に地上戦が課題。パナソニック戦では計21回のキャリーで30ヤードと完全に封じられ成す術がなかった。パナソニック戦で出番がなかったが、今季初戦で94ヤードを走る鮮烈デビューを飾った新人RB星野凌太朗の活躍が期待される。

各ディビジョン上位4チームが進めるライスボウルトーナメント(RBT)進出に向けて、お互いに負けられない一戦。ここで負けたほうが、ポストシーズンへの道は険しくなる。シーズン中盤で、両者の意地と意地がぶつかる激しい戦いとなりそうだ。

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