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【X1 Super第3節の見どころ】開幕2連勝の富士通と未勝利のotonari福岡は派手な空中戦対決か

2023年10月06日(金) 14:39

【第2節に前半だけで6TDパスを決めた富士通フロンティアーズQB高木翼(中央)】

X1 Super第3節の富士通フロンティアーズとotonari福岡SUNSの一戦が8日に富士通スタジアム川崎で行われる。開幕2連勝と好スタートを切った富士通が、いまだ勝ち星なしのotonari福岡をホームに迎え撃つ。

富士通は、開幕からの2試合を終えて1試合平均45.5得点と破壊力抜群の攻撃力を誇っている。クオーターバック(QB)高木翼は、前節の胎内ディアーズ戦で前半だけで6タッチダウンパスと絶好調。ターゲットのサマジー・グラント、松井理己、小梶恭平らワイドレシーバー(WR)陣との連携もぴったりだ。また、大差がついたディアーズ戦ではローテーションメンバーも及第点の活躍を見せるなど、富士通は選手層の厚さを証明した。

リーグ3連覇を狙う富士通に死角が見当たらないようだが、前節の試合後に山本洋ヘッドコーチが「キャリアーを止められないところがある」と指摘したように、強いてあげればディフェンス。富士通ディフェンスが課題を克服し、otonari福岡のパス攻撃を封じれば一方的な展開になるかもしれない。

【ボールキャリーするotonari福岡SUNSのWR伊藤嵩人(右)】

一方のotonari福岡もオフェンスを武器とするチーム。パス1回平均で15ヤード近くゲインするQB西山雄斗の強肩に期待が寄せられる。岩永悠暉、伊藤嵩人、横山海マクスウェルのWR陣は、富士通の強力ディフェンスバック相手に縦のスピードで好勝負できるはずだ。

西山のパスを活かすためには、2試合で計65ヤードと低調なランオフェンスを機能させることが求められる。オフェンスラインが何とか富士通守備とのスクリメージ上での攻防に耐え、ランニングバック(RB)陣に走路を開けることが勝敗を左右する。また、守備ではできるだけ失点を抑えて、富士通ペースにならないように心掛けたい。

両チームは昨季の第2節で対戦し、富士通が前半5シリーズをすべてタッチダウンに結びつけるなど69対21で圧勝した。しかし、otonari福岡は昇格2年目でX1 Superのレベルにも慣れてきており、昨年の二の舞は避けたいところだ。

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