【X1 Super】東京ガスがうれしい今季初勝利 ノジマ相模原を接戦で下す
2023年10月07日(土) 19:56
X1 Super第3節のノジマ相模原ライズと東京ガスクリエイターズの一戦が7日、富士通スタジアム川崎で行われた。今季初勝利を目指すチーム同士の一戦は、お互いに勝利へ飽くなき執念を燃やす中、東京ガスが前半のリードを保ち20対13で勝利。開幕からの連敗を脱出して、今季成績を1勝2敗とした。敗れたノジマ相模原は、未だ勝ち星なく3敗目となりライスボウルトーナメントに向けて後がなくなった。
立ち上がりにフィールドゴールで先制された東京ガスだったが、すかさず反撃に転じる。開幕節以来の出場となったクオーターバック(QB)テバカ・ツイオチが第3ダウンロングのシチュエーションで、スラントで左サイドから中央に切れ込んできたワイドレシーバー(WR)カナワイ・ノアにタイミング良くパスをヒット。キャッチしたWRノアはフィールドを斜めに切り裂くランアフターキャッチでエンドゾーンまでボールを運び、東京ガスが逆転に成功した。
さらに第1クオーター終了間際にフィールドゴールで加点した東京ガスは、ノジマ相模原のファンブルをリカバーしてつかんだチャンスをキッカー(K)高橋寛太の見事な48ヤードフィールドゴールにつなげて点差を広げた。
10点リードの東京ガスは、QBツイオチとWRノアのホットラインが再び機能する。第1クオーターに63ヤードのタッチダウンプレーを演出したコンビは、まるでビデオテープを見ているかのように、QBツイオチからWRノアへのショートパスが成功。捕球したノアが相手守備を置き去りにしてエンドゾーン内へ入り、50ヤードのタッチダウンプレーを成功させた。
前半は東京ガスペースで進んだ試合だったが、後半に入ると潮目が変わり始める。第3クオーターは両軍無得点に終わるも、ノジマ相模原はエンドが変わった直後にフィールドゴールを成功させて反撃の狼煙を上げる。さらにインターセプト合戦で攻守が目まぐるしく移り変わる中、ディフェンスバック(DB)山口昂一郎が敵陣でインターセプトを決めると、このチャンスにRBデレク・アキラ・ウィリアムスがエンドゾーン内に飛び込み一気に試合を緊迫させる。
そして、7点を追うノジマ相模原は、ディフェンスの踏ん張りで東京ガスオフェンスをパントに封じ、自陣28ヤードから攻撃権を開始する。しかし、ここで東京ガス守備が奮起し、ノジマ相模原のフォースダウンギャンブルをストップ。相手に傾きかけた流れを食い止めた東京ガスは、ノジマ相模原の最後の反撃もゴール前10ヤードまで攻め込まれたが瀬戸際で食い止め、逃げ切りに成功した。