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パスキャッチテクニックは元WRで活躍した名残り オービックシーガルズで6年目のシーズンを戦うTEホールデン・ハフ

2023年10月12日(木) 11:30

【 第2節のノジマ相模原戦でディフェンダーを飛び越えるオービックシーガルズTEホールデン・ハフ ©X LEAGUE】

9日に行われたX1 Super第3節のアサヒ飲料クラブチャレンジャーズ戦に勝って開幕3連勝となったオービックシーガルズ。この試合で2本のタッチダウンパスキャッチを記録して、勝利に大きく貢献したのがタイトエンド(TE)ホールデン・ハフだ。

インタビューの初めに、大野洋ヘッドコーチから今日最も活躍した選手として選ばれたことを伝えると「Oh、うれしいです!」と笑顔。「今日の試合は、始まる前から楽な試合にはならない、タフな試合になると思っていました。アサヒ飲料はしっかりしたディフェンスですから、全力を出さないと負ける。一生懸命に力を出していこうと思っていました」と続けた。

この日のパスキャッチはタッチダウンを取った2回だけだったが、「もっと取りたかったけど、作戦どおりにタッチダウンが取れた。他でパスが来なかった」と述べた。

次節以降に話を向けると「まず、次の東京ガスに集中しないといけない。その次のパナソニックのディフェンスはまだあまり見ていない。まず東京ガスを意識したい。もちろん、勝ちたい。パスだけでは進むのが難しいから、ランもパスも両方出てほしい」

【第3節のアサヒ飲料戦でタックルをかわして走るハフ(中央)  ©X LEAGUE】

オービックシーガルズで6年めのシーズンを迎えたハフ。シーガルズではずっとTEだが高校時代はワイドレシーバー(WR)としてプレーし、高校4年生の時に転向したという。「WRでめっちゃ活躍してレシーバーが好きだったけど、今はブロックするTEも楽しいと思うようになりました。」と一気に思いを話した。

ハフの出身大学はがボイシー州立大学。アメリカにボイシーという名の州はない。「大学があるのはアイダホ州です。でも、なぜかボイシー州立大学です。アイダホ州のボイシー州立大学です」と説明する。第3節での2本のタッチダウンパスキャッチは、高校でワイドレシーバーで「メッチャ活躍していた」証である。