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【X1 Area第4節の見どころ】いよいよシーズン折り返し地点、全勝のオール三菱を1敗の4チームが追う

2023年10月12日(木) 16:19

【過去3節ですべてオフェンスの週間MVPに輝いているオール三菱ライオンズQBジョン・ギブスJr.  ©X LEAGUE】

X1 Areaは14日から第4節に突入する。ここまで全勝はオール三菱ライオンズのみ。その後を1敗で、PentaOceanパイレーツなど4チームが追随する。シーズンの折り返し地点を迎え、X1 Superとの入替戦に向けた熾烈な争いがより激しさを増しそうだ。

開幕から無傷の3連勝を続けて堅調のオール三菱は、前節で警視庁イーグルスを土壇場で破り勢いに乗るアズワンブラックイーグルスと対戦する。オール三菱好調の原動力は、紛れもなくクオーターバック(QB)ジョン・ギブスJr.。3節連続でオフェンス部門の週間MVPに選出されたリーグ2年目の司令塔は、ここまでチームの総タッチダウン数(10)の8割(パス5、ラン3)に絡む大車輪の活躍だ。ただ、ギブスへの依存度が高いだけに、ギブスが止められた時のオプションが必要となってくる。そこで期待されるのは、主将を務めるランニングバック(RB)中野哲也のパワフルでスピーディーな走りだ。

【第3節の警視庁戦で決勝FGを決めたアズワンブラックイーグルスK/P 森下峻(右)  ©X LEAGUE】

対するアズワンは、前節の警視庁戦では試合終了残り3秒でキッカー(K)森下峻が値千金の43ヤードフィールドゴールを決めて連敗を阻止した。その森下は、この試合で40ヤード超のフィールドゴールを2本決めてスペシャルチーム部門の週間MVPに選ばれた。前節で67ヤードタッチダウンパスを決めたQB滝藤雅貴は、ビッグプレー能力を秘めており新人でも侮れない逸材だ。アズワンとしては、ギブスに思うようなプレーをさせないように守備陣が11人全員で守るつもりで一丸となり、ロースコアゲームを目指す。

【品川CC戦で4つのQBサックを記録したPentaOceanパイレーツDL宮崎陸(中央)  ©X LEAGUE】

連勝中のパイレーツは、前節で今季初勝利を挙げた名古屋サイクロンズと激突。前節の品川CCブルザイズ戦では、エースQB西澤凌介が不在の中、草野公平と柴田健人のRBデュオが躍動し、チームで計155ヤード稼いだ地上戦をけん引した。開幕から2試合で思うような走りをできていなかった両ランナーが復活したことは、チームにとって心強い。QB西澤が指揮するパスオフェンスと効果的に組み合わせて、名古屋ディフェンスに的を絞らせないようにしたい。

【TRIAX戦でボールキャリーする名古屋サイクロンズRB海野暢生(中央)  ©X LEAGUE】

開幕から1ポゼッション差の負けが続いていたサイクロンズは、三菱商事Club TRIAX戦勝利で惜敗続きにようやく終止符を打った。サイクロンズの武器は、2節連続で140ヤード以上を記録しているラン攻撃。突出したスタッツを残している選手こそいないが、誰がキャリーしてもゲインできる多様性がある。パイレーツ守備は第3節で4サックを記録して守備部門の最優秀選手に輝いたディフェンスライン(DL)宮崎陸を中心に堅守だが、粘り強いランで強固なディフェンスを崩せるかが勝負のカギを握る。

前節で開幕からの連勝がストップした警視庁は、今季初勝利を目指すTRIAXとマッチアップ。強敵が続く後半戦に向けて連敗は阻止したいところだ。前節のオール三菱戦で今季初黒星を喫した富士フイルム海老名Minerva AFCは、上位戦線に残るためにも今季未勝利のブルザイズ相手に取りこぼしをしたくない。

関連リンク

■来場案内
名古屋サイクロンズ対PentaOceanパイレーツ
警視庁イーグルス対三菱商事Club TRIAX
アズワンブラックイーグルス対オール三菱ライオンズ
富士フイルム海老名Minerva AFC対品川CC ブルザイズ

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