【X1 Area】オール三菱ライオンズがQBジョン・ギブスJr.3TDパスなどで4連勝 アズワンブラックイーグルスは後半の猛攻も及ばず
2023年10月14日(土) 21:23
X1 Area第4節、アズワンブラックイーグルス対オール三菱ライオンズは14日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われた。地力に勝るオール三菱が前半のリードを守って31‐14で勝利。開幕からの連勝を4に伸ばし、X1 Super復帰へ向けてまた勝ち星を積み重ねた。一方のアズワンは後半にオフェンスが機能して追い上げを見せたが、タッチダウン2本を返すにとどまり、2勝2敗となった。
最初の攻撃権を握ったオール三菱は、開始わずか2プレーめでクオーターバック(QB)ジョン・ギブスJr.からワイドレシーバー(WR)小原嶺にパスが通り、相手ディフェンスを振り切った小原がエンドゾーンに走りこみ、鮮やかに先制タッチダウンを決め、7‐0と先制した。
その後のアズワンの攻撃は、QB滝藤雅貴がサードダウンでサックされてパントに追いこまれる。アズワンのディフェンスが次のオール三菱の攻撃をスリーアンドアウトに退けて再びアズワンにオフェンスが回ったが、ここでもサードダウンでQBサックを受け、再びパント。このパントがあまり飛ばず、オール三菱は敵陣35ヤードから攻撃となり、得点のチャンスを迎えた。フォースダウン1ヤードでギブスJr.からWR福田丈志へパスが通ってファーストダウンを更新する。敵陣12ヤードからの攻撃でギブスJr.がQBキープのランを2回続けてさらにファーストダウンを更新すると、ゴール前1ヤードからランニングバック(RB)中野哲也がエンドゾーンに入りタッチダウン、14‐0とした。
続くアズワンの攻撃もファーストダウンを更新できずにパントとなり、第1クオーターはこの点差で終了する。
第2クオーターに入ってもオール三菱のオフェンスは好調を維持し、RB小林浩也へのタッチダウンパスで21‐0とリードをさらに広げた後、QBを山中勇輝へ交代。山中からWR奥瀬寛太へ右サイドのロングパスがヒットするなど一気に敵陣13ヤードへ進む。2度のランの後、再びフィールドに戻ったギブスJr.からのパスをWR伊佐真輝がエンドゾーン左隅でキャッチしてタッチダウン。点差を28と広げた。
アズワンは、オール三菱のパントをWR川畑一輝がブロックして前半残り時間48秒で敵陣4ヤードでの攻撃となり、絶好の得点機を得たが、フォースダウン1ヤードでのギャンブルプレーでRB田中萌がわずかにエンドゾーンに届かず無得点。ここで前半が終了した。
第3クオーターは両チーム通じてオール三菱のフィールドゴール1本のみの得点でオール三菱が31‐0で最終クオーターへ。ここからアズワンが反撃に転じる。まず敵陣34ヤードからの攻撃で、QB滝藤からのパスが続けて通り、敵陣6ヤードから右サイドのWR木下敬士へパスが成功して、アズワンがこの試合での初めてのタッチダウン。2点コンバージョンもWR木下へのパスが決まり、31‐8と追い上げる。
直後のキックオフでアズワンは右サイドに小飛球のオンサイドキック。これを見事にアズワンがキャッチし、攻撃権を奪う。ここでメインスタンドのアズワン応援席はこの日一番の盛り上がりを見せた。この攻撃も最後にQB滝藤からWR田中へタッチダウンパスが成功。再度の2点コンバージョンは失敗となったが、31‐14と点差を縮めることに成功した。
ただし、アズワンの追い上げもここまで。このスコアのまま試合終了となり、オール三菱は全勝を守った。アズワンは後半に追い上げを見せただけに、前半一気に点差をつけられたのが響いた。