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【X1 Super第4節の見どころ】RBT目指す東京ガスがオービックと激突 強力ディフェンス対決に注目

2023年10月19日(木) 16:46

【東京ガスクリエイターズRB星野凌太朗 (背番号30) ©X LEAGUE】

X1 Super第4節のオービックシーガルズと東京ガスクリエイターズの一戦が21日に富士通スタジアム川崎で行われる。初のライスボウルトーナメント(RBT)進出を目指す東京ガスにとっては重要な一戦だ。

Division Aではすでにパナソニック インパルスとオービックが3連勝でRBT進出を決め、残り2枠をアサヒ飲料チャレンジャーズ(勝ち点6)、東京ガス(同3)、ノジマ相模原ライズと電通キャタピラーズ(ともに同0)が争っている。

【第3節でQBテバカ・ツイオチから63ヤードのパスキャッチをした東京ガスWRカナワイ・ノア ©X LEAGUE】

東京ガスは前節でRBT出場を狙うライバルのノジマ相模原を叩き、大きな1勝を挙げた。残り2試合も連勝すれば他チームの結果に関係なく出場権を得られるため、21日のオービック戦は負けられない戦いだ。

攻撃では、クオーターバック(QB)テバカ・ツイオチの加入でパスの算段が立ったことが大きい。ノジマ相模原戦では、総攻撃プレー数(45回)のうち、パスが23回、ランが22回と均整の取れた攻撃を展開できた。ランでは、新人のランニングバック(RB)星野凌太朗が2節ぶりに復帰して、地上戦をコントロールした。オービック戦でも、自慢のバランスアタックを駆使して強力なオービック守備を崩したい。

【今季すでに3インターセプトを記録しているオービックシーガルズDB助川左門 ©X LEAGUE】

オービック戦のカギを握るのが守備の出来だ。昨シーズンの第3節での対戦は、10対17で敗れはしたものの最終クオーター中盤まで互角の戦いを演じた。その立役者は紛れもなく、3インターセプトをマークしたディフェンス陣。ラン守備でも、強力なオービックラン攻撃をわずか68ヤードに封じただけに、今季も攻撃的なディフェンスが期待される。

対するオービックは、すでにRBT進出を決めているが、ポストシーズンを優位に進めるためにもディビジョン1位が欲しいところだ。攻撃では、QBタイラー・クルカが前節で4タッチダウンと大暴れだった。特に、2タッチダウンパスを決めた身長198センチのタイトエンド(TE)ホールデン・ハフとのコンビは、東京ガス戦でも脅威となりそうだ。ランでは主将のRB李卓がここまでの3試合でまだ本領を発揮できていないようなので、そろそろ大爆発が期待される。

【アサヒ飲料戦で2TDパスキャッチの活躍を見せたオービックTEホールデン・ハフ(左) ©X LEAGUE】

守備では、3試合連続でインターセプトを決めているディフェンスバック(DB)助川左門に注目する。東京大学出身の25歳は、身長177センチ、83キロのサイズを武器に的確な読みでピンチの芽を摘み取る。開幕前に注目選手に指名した大野洋ヘッドコーチの期待に見事応えている。助川、ジェイソン・スミス、小椋拓海らで形成されるセカンダリー陣が東京ガスのバランスアタックを封じ込めれば、白星がぐっと近づく。

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