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【X1 Super第4節の見どころ】負ければRBT崖っぷちのディアーズにハイパーオフェンスのIBMが立ちはだかる

2023年10月19日(木) 14:19

【胎内ディアーズRB川村龍ノ介 ©X LEAGUE】

X1 Superの第4節、IBM BIG BLUE 対胎内ディアーズが21日に富士通スタジアム川崎で行われる。Division Bで勝ち点1のディアーズは、負ければライスボウルトーメント(RBT)への進出が難しくなるため、必勝の一戦となる。

Division Bでは富士通フロンティアーズとIBMがすでにRBTの出場を決めており、残り2つのイスをアサヒビールシルバースター(勝ち点6)、エレコム神戸ファイニーズとディアーズ(ともに同1)、otonari福岡SUNSで争っている。

今季未勝利のディアーズは、第2節の富士通戦を除けば、いずれも中盤まではリードするも、最終クオーターに逆転されるか追いつかれる詰めの甘さが目立った。そのため、IBM戦では、第4クオーターの攻守の出来がカギを握りそうだ。攻撃では、終盤のボールコントロールを向上させ、川村龍ノ介らランニングバック(RB)陣がきっちりとヤードを稼いで自分たちのペースに持ち込みたい。

守備では、IBMのハイパーオフェンスに対して体を張った粘り強いタックルで対抗する。前線からプレッシャーをかけ、2インターセプトをマークしている杉本紘一らディフェンスバック(DB)が素早く反応してピンチの芽を摘みたいところだ。

【IBM BIG BLUE QBビクター・ビラモンテス ©X LEAGUE】

一方のIBMは、リーグ屈指のオフェンス力を武器に開幕3連勝と好調をキープ。特にビクター・ビラモンテスと政本悠紀のクオーターバック(QB)2人体制が機能している。ビラモンテスは、ランで3つ、パスで5つとタッチダウンを量産している。その多様性が、ディアーズ守備にとって難解な課題となりそうだ。

好調な攻撃陣に対して、守備陣は開幕からの2節で失点を重ねた。それでも、前節のアサヒビールシルバースター戦では第2クオーター以降を零封した。ランディフェンスは、3試合で1試合平均33ヤード喪失と盤石。インターセプトも3試合連続で記録するなど、ランパスともに対応力がある。ディアーズ戦でもこの守備力が発揮できれば、IBMにとって有利な展開となる。

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