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【X1 Area】名古屋サイクロンズが今季2勝目 品川CC ブルザイズを13‐6で下す

2023年10月29日(日) 22:10

【パスで先制TDをあげた名古屋サイクロンズQB是澤太朗  ©X LEAGUE】

X1 Areaの第 5節2日目は、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで、これまでの戦いで接戦を繰り広げながらも黒星先行の名古屋サイクロンズと、開幕から全敗で何とか白星の欲しい品川CC ブルザイズが対戦した。試合は終始リードを維持した名古屋が13対6で勝利し、今季2勝目を挙げた。

先制点の欲しい名古屋にチャンスが転がり込んだ。品川CC最初のオフェンスでクオーターバック(QB)石井迅の投じたパスを名古屋ラインバッカー(LB)中村優太がインターセプトし、いきなり敵陣27ヤードからの攻撃権を得る。強風対策のためランプレーを中心にオフェンスを組み立て、ランニングバック(RB)野坂遼やQB是澤太朗、RB山本衿央、畑中星哉らが力強く次々とランで前進を重ね、タッチダウンはQB是澤からエンドゾーンのコーナーへ走るワイドレシーバー(WR)高木優太朗へのパスが決まって7点を先制した。

勢いに乗る名古屋は次のオフェンスでQB是澤がWR忍田明斗夢への19ヤードパスを決め陣地を挽回すると、RB山本へもパスを決め敵陣19ヤードまで前進。さらにRB野坂が力強く中央を突破しゴール前8ヤードまで迫った。しかし、ここからパスでタッチダウンを狙うも2度失敗し、結局キッカー(K)松久拓斗が23ヤードのフィールドゴールをきっちり蹴り込み10‐0とリードを広げた。

【2本のFGを成功させた名古屋K松久拓斗  ©X LEAGUE】

名古屋オフェンスにボールをコントロールされて満足に攻撃時間を与えてもらえない品川CCは、前半終了間際に初めてファーストダウンを奪い敵陣に侵入したが、得点には至らず10‐0のまま前半を終了した。

後半、その品川CCが反撃に出る。後半からQBに起用された南竹司の投じたパスを名古屋ディフェンスにインターセプトされるが、このプレーで名古屋にオフサイドの反則が発生し、品川CCが攻撃を続行。QB南竹からWR羽深新へのパスや、南竹自身のラン、さらにQBに川島渚に起用してキープランさせるなど前進。チーム4人目となるQB高橋空良もTE中川智斗へのパスを決め敵陣14ヤードまで迫った。ここからQB川島、南竹がキーププレーでタッチダウンを狙うも攻めきれず、K福井柊羽が24ヤードのフィールドゴールで10‐3とした。

品川CCは直後の名古屋オフェンスのファーストプレーでファンブルを誘発し、LB赤星光太郎がこのボールをリカバーする。敵陣32ヤードからのオフェンスとなり、QB南竹のランや、パント隊形からのフェイクプレーで前進すると、QB高橋や南竹のランでゴールまで15ヤードまで迫った。ここもK福井が32ヤードのフィールドゴールを決めて10‐6とさらに点差を縮めた。

【QBランを見せる品川CC ブルザイズの南竹司(中央)  ©X LEAGUE】

突き放したい名古屋は、ディフェンス時にLB鵜飼健生のハードなQBサックでファンブルを誘発してディフェンスライン(DL)相田道彦がリカバー。ゴール前8ヤードからの攻撃権を得ると、K松久が27ヤードのフィールドゴールを決め13‐6と再びリードを広げた。

タッチダウンを奪えば同点に追いつく品川CCは、残り2回のオフェンスでいずれも敵陣に侵入したものの、名古屋ディフェンスに阻まれエンドゾーンまでは遠く、結局13‐6で試合が決した。

名古屋の小林真樹ヘッドコーチは「強風だったのでランを多用したが、前節で相手DLに押し込まれたオフェンスライン(OL)がしっかり押し込み、ボールキャリアをOLや他のポジションの選手がギャザーできたことがオフェンスの収穫。ディフェンスはベーシックなプレーを止めれたことが第4クオーターの最後の2シリーズの粘りにつながった」と試合を振り返る。次節の警視庁戦については「元々フィジカルが強いチームだが、それ以上に決めたプレーを愚直にやり切るチームだと思っている。これをうちのディフェンスがいかに止めきれるかがポイントになりそう。警視庁さんの都合で試合まで3週間空くので、けが人の復活、そして準備をしっかりしたい」と今季3勝目へ向け更なるレベルアップを目指す。