【X1 Super順位決定戦の見どころ】前節でX1 Super初勝利で勢いに乗るotonari福岡SUNSが昇格1年目の電通キャタピラーズと対戦
2023年11月15日(水) 17:58
【第5節で4TDパスを決めたotonari福岡SUNSのQB西山雄斗 ©X LEAGUE】
X1 Superの順位決定戦第2試合は19日、富士通スタジアム川崎でDivision B5位のotonari福岡SUNSがDivision A6位の電通キャタピラーズと対戦する。すでにX1 Super残留を決めているotonari福岡に対して、電通はこの試合の勝敗にかかわらずX1 Areaとの入替戦出場が決まっており、明暗が分かれた対戦となるがそれぞれ次につながるこの試合を白星で飾りたい。
otonari福岡は第5節の胎内ディアーズ戦に勝利して、X1 Superのレギュラーシーズンで初白星を挙げた。この試合ではクオーターバック（QB）西山雄斗が4つのタッチダウンパスを決めるなど好調で、運動能力の高い西山の持つポテンシャルが十二分に発揮された試合だった。ワイドレシーバー（WR）の岩永悠暉が5キャッチで、69ヤード、2タッチダウンレセプションの活躍、伊藤嵩人も1タッチダウンを記録するなど理想的なオフェンスを展開できた。守備でもディフェンスバック（DB）出木岡修と今村真也がともに2インターセプトをあげるなどビッグプレーが連発した。
【電通キャタピラーズQBアーロン・エリス ©X LEAGUE】
全7節のうち、現在第6節を迎えているX1 Areaで、西日本所属のチームが上位3位以内に入る可能性がすでになくなっているので、otonari福岡はこの試合の結果にかかわらず入替戦出場はない。
一方の電通はX1 Super初挑戦のシーズンでその洗礼を受ける結果となった。今季はここまで白星とは縁がなく、X1 Super残留のためには入替戦で勝つ必要がある。その入替戦で少しでも有利な対戦となるためにはこの試合で勝つことが絶対条件だ。
電通の武器はQBアーロン・エリスのパスだ。今季5タッチダウンパスキャッチのWRラボン・ジョンソン。小貫哲とのホットラインで得点を重ねたい。ディフェンスはタックル数20傑にランクインしているラインバッカー（LB）畑壮吉とDB井上凌輔がカギを握る。ビッグプレーを生み出す力のあるotonari福岡のオフェンスにどう対抗するか注目だ。