ニュース

【X1 Area第7節の見どころ】4チームで争う入替戦出場枠は直接対決 激戦必至の最終節

2023年11月23日(木) 15:18

8月26日から始まったX1 Areaはいよいよ最終節を迎え、25日と26日の2日間に渡り計4試合が行われる。X1 Superとの入替戦出場枠は、1敗のオール三菱と富士フイルム海老名Minerva AFC、2敗のPentaOceanパイレーツと警視庁イーグルスが争う。そして、第7節は、警視庁と富士フイルム、オール三菱とパイレーツが直接対決する見逃せないカードとなっている。

【富士フイルム海老名Minerva AFCのQB鈴木貴史  ©X LEAGUE】

25日に第7節の先陣を切るのが、富士フイルム海老名対警視庁。目下3連勝中と波に乗る富士フイルムは、X1 Areaでパス獲得ヤードが唯一1,000ヤード越えしているクオーターバック(QB)鈴木貴史が指揮するパスオフェンスに期待がかかる。法政大学出身の司令塔は、連勝中には8タッチダウンに対して2インターセプトと好調。レシーブ獲得ヤードがリーグトップのワイドレシーバー(WR)桑原司と3タッチダウン捕球をマークしているWR小山昭瑛に正確なパスを投げ分ける。

攻撃陣と同様にディフェンスも、前節で完封勝ちを収めるなど1試合平均8.7失点と鉄ぺきを誇る。タックルリーダーの新人ラインバッカー(LB)安東竜志や、ともにインターセプトを3つ記録しているLB益本有人とディフェンスバック(DB)茂木雅人の30代コンビに注目したい。

【オール三菱戦でボールを持って走る警視庁イーグルスRB伊藤碧  ©X LEAGUE】

対する警視庁は、前節で完封負けを喫して、入替戦出場枠争いから一歩後退した。敗因の主な要因は、314ヤードを許したディフェンスと、わずか69ヤードに終わったパスオフェンスだ。警視庁と言えば、堅守と重厚なランオフェンスが持ち味のチーム。1試合平均150ヤード近く走るラン攻撃は変わらず好調なだけに、守備を建て直して、得意の接戦に持ち込みたいところだ。

【オール三菱ライオンズQBジョン・ギブスJr.  ©X LEAGUE】

オール三菱ライオンズは、26日にパイレーツと激突する。オール三菱は、前節の試合で大黒柱のQBジョー・ギブスJr.を欠きながらも、代役のQB山中勇輝がそつないプレーを見せ、ディフェンス陣もDB野口大二郎がピックシックスを決めるなど安定していた。パイレーツとの大一番にはQBギブスが先発し、パスとランで無双の活躍が期待される。ギブスにマークが集中した時は、中野哲也と中野直樹のランニングバック(RB)コンビでその局面を打開する必要がある。

【ボールキャリアーをタックルするPentaOceanパイレーツDL宮崎陸(左)  ©X LEAGUE】

前節の富士フイルム戦に敗れて2敗目を喫したパイレーツは、入替戦出場に向けてマストウィンの状況だ。ハイパーオフェンスのオール三菱相手には、堅守をベースにロースコアの展開に持ち込みたい。ディフェンスの中心は、リーグトップの5サックをマークしているディフェンスライン(DL)宮崎陸。身長180センチ、体重100キロの宮崎が前線からプレッシャーをかけ、少しでも相手QBのギブスJr.を慌てさせたい。また、1試合平均11.1得点のオフェンス陣には奮起が待たれる。

第6節で警視庁を零封して3勝目を挙げた名古屋サイクロンズは、3連敗中と失速しているアズワンブラックイーグルスと対戦。いまだ勝ち星なしの三菱商事Club TRIAXは、品川CCブルザイズ相手に今季初勝利を目指す。

関連リンク

■チケット情報はこちら
■XリーグTV onアメフトライブ by rtvでのライブ配信はこちら