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【パールボウルトーナメント】新指揮官の初陣となったIBM、X1 Super初戦の富士フイルム海老名に洗礼

2024年05月03日(金) 17:00

【5TDパスを成功させたIBM BIG BLUEのQB政本悠紀(右)  ©X LEAGUE】

X1 Superは3日、富士フイルム海老名Minerva AFCとIBM BIG BLUE によるパールボウルトーナメント1回戦が海老名運動公園陸上競技場で実施された。ともに新しい船出となるチーム同士の一戦は、IBMが7タッチダウンを奪う猛攻で55対3と圧勝した。

今シーズンからX1 Superに昇格した富士フイルム海老名と、ヘッドコーチがマイク・フェアーに替わったIBMの対戦は、立ち上がりからIBMのハイパーオフェンスが機能した。IBMは、クオーターバック(QB)政本悠紀による38ヤードのスクランブルランで敵陣14ヤードまで一気に歩を進めると、この好機にQB政本がワイドレシーバー(WR)白根滉へ先制のタッチダウンパスをヒットした。ファーストドライブで幸先良く先制したチームは、続くキッキングゲームでリカバーして攻撃権を得ると、ここでもQB政本がWR鈴木隆貴へ12ヤードのタッチダウンパスを通して、IBMがいきなり14点をリードする。

【QBサックを決めてポーズをとるIBM LB酒井清将  ©X LEAGUE】

第1クオーター終了間際に3点を返されたIBMだったが、第2クオーターに入っても勢いは止まらず、27対3の大量リードで前半を折り返した。

後半に入ってもIBMは攻撃の手を緩めず、QB政本の2タッチダウンパスで加点。さらに、石川悠介と柴田洋平のランニングバック(RB)コンビによるタッチダウンランでリードを広げた。終わってみれば、QB政本は、パス360ヤード、5タッチダウンパスの大活躍だった。

【2回のパスキャッチで26ヤードを稼いだ富士フイルム海老名WR桑原司(中央)  ©X LEAGUE】

敗れた富士フイルム海老名は、X1 Superの初陣を勝利で飾ることができず悔しい敗戦。それでも守備で3サック、この日唯一の得点となった大野郁哉の52ヤードフィールドゴールと随所で光るプレーを見せた。