【グリーンボウル】パナソニックが7連続TDでSEKISUIを圧倒、高山新HCは初戦で白星
2024年05月05日(日) 21:24
グリーンボウル第1日は、5日正午から快晴のもとMKタクシーフィールドエキスポでパナソニック インパルスとSEKISUIチャレンジャーズが対戦した。フィールドゴールで先制したあと、第2クオーターにSEKISUに逆転を許したパナソニックだったが、その後は地力を発揮して7連続タッチダウンの猛攻を見せて52対7で大勝した。
パナソニックは第1クオーター、キッカー(K)佐伯眞太朗が40ヤードのフィールドゴールで先制する。しかし、第2クオーターにSEKISUIのクオーターバック(QB)ギャレット・サフロンとワイドレシーバー(WR)ブギー・ナイトのコンビが絶妙なパスアタックを展開。そして8分7秒にサフロンがQBキープでタッチダウンをもぎとり7‐3と逆転した。
だが地力に勝るパナソニックは前半の残り17秒に敵陣20ヤードからの攻撃権を獲得。ランニングバック(RB)藤本拓弥がファーストプレーで左サイドを走り切るタッチダウンランで再逆転に成功する。さらにその後のキックオフリターンではSEKISUIのリターナーに強烈なタックルを浴びせてファンブルを誘う。このこぼれ球をLBで主将の青根奨太が拾い上げてエンドゾーンに持ち込んだ。わずか17秒の間に2タッチダウンをあげて、17‐7とリードして前半終了した。
後半に入るとパナソニックの攻守の動きがさらに良くなる。中央大出身の新人QB小林宏光からRB立川玄明への9ヤードタッチダウンパスが成功したのを皮切りに、QB荒木優也の2連続タッチダウンラン、さらに強烈なQBサックからのファンブルボールをディフェンスライン(DL)梶原誠人が37ヤードリターンしてエンドゾーンに駆け込み、後半だけでも35得点を奪ってSEKISUIを圧倒した。
荒木延祥前監督に代わって新しい指揮官となったパナソニックの高山直也HCは初戦を白星で飾った。
グリーンボウルはパナソニック、SEKISUI、エレコム神戸ファイニーズの3チームの総当たり戦で争われる。次戦は19日(日)にMKタクシーフィールドエキスポでエレコム神戸とパナソニックが顔を合わせる。