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【パールボウルトーナメント】昨年王者オービックがOrientalBioに大勝 5連覇に向け好発進

2024年05月05日(日) 17:25

【 2TDパスで勝利に貢献したオービックシーガルズQBタイラー・クルカ(左)  ©X LEAGUE】

パールボウルトーナメント1回戦最終試合は5日、千葉県習志野市の第一カッターフィールドで行われ、ディフェンディングチャンピオンのオービックシーガルズがOrientalBioシルバースターを51対7で破って勝利。パールボウル5連覇に向けて好発進した。

オービックは最初のオフェンスシリーズでクオーターバック(QB)タイラー・クルカがタイトエンド(TE)ホールデン・ハフとワイドレシーバー(WR)西村有斗にそれぞれ39ヤードと13ヤードのパスを成功させて一気にレッドゾーン(ゴール前20ヤード)に侵入。最後はランニングバック(RB)大河原陸の6ヤードタッチダウンランで先制した。

【2TDレセプションでチームMVPに選出されたWR成田将吾(左)  ©X LEAGUE】

オービックはオフェンスで425ヤード、6タッチダウン、3フィールドゴールの猛攻を見せた。なかでも、5年目のWR成田将吾が2タッチダウンパスキャッチの活躍。北海学園大学出身の成田はこれがXリーグで初のタッチダウンレセプションだった。試合後のインタビューでは「余韻に浸っている暇はありません。もっともっとタッチダウンをとれる選手になります」と語った。

第2クオーター終盤にはRB李卓が76ヤードの独走タッチダウンランを決め、地元のファンの大きな声援を浴びていた。

【OrientalBioシルバースターで先発QBを務めた柴崎哲平  ©X LEAGUE】

新スポンサーを獲得して新体制で臨み、新しいユニフォームをお披露目したOrientalBioはターンオーバーでチャンスを逸したり、エンドゾーン前に攻め込みながらフィールドゴールトライがブロックされたりとなかなかエンドゾーンに届かなかったが、第4クオーターにRB山本勇仁の25ヤードランでタッチダウンをあげて完封を免れた。

オービックは5月26日に富士通スタジアム川崎でノジマ相模原ライズと準決勝で対戦する。