新体制の警視庁、得意の地上戦と堅守で昇格のBULLSに完封勝ち

【タックルを振り切って走る警視庁イーグルスRB梅野敬聖　 ©X LEAGUE】

X1 Areaは11日、Jr.パールボウルトーナメント1回戦の警視庁イーグルスとBULLSフットボールクラブの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。試合は、立ち上がりから攻守が機能した警視庁が31対0の完封勝ちを飾った。

【BULLSフットボールクラブのパントをブロックする警視庁の飯塚億人（左） ©X LEAGUE】

一昨年に続き昨シーズンも悲願のX1 Super昇格に届かなかった警視庁が、今季からX1 Areaに昇格したBULLS相手に“先輩”の意地を見せた。警視庁は、Xリーグ初先発の2年目クオーターバック（QB）佐和田健悟のタッチダウンパスで先制すると、第2クオーターには昨季までオフェンスラインを任され、今季からタイトエンド登録の住本健太朗によるタッチダウンで加点。さらに、パントブロックで得た敵陣ゴール前の好機にも住本がランで押し込み、21点リードで前半を折り返した。

【BULLSのQB阿江保智　 ©X LEAGUE】

後半に入っても、梅野敬聖の38ヤードタッチダウンランとフィールドゴールで得点を重ねた警視庁。終わってみれば、得意のランで156ヤード稼ぎ、自慢の守備も90ヤードに抑えて、今季から指揮を執る澁谷知昭監督にうれしい初勝利をプレゼントした。