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春初戦を白星発進も納得いかないノジマ相模原の城ケ滝HC「迫力がなかった」

2024年05月10日(金) 15:00

【先制の23ヤードTDランを決めるノジマ相模原ライズRB吉澤祥(左)  ©X LEAGUE】

ノジマ相模原ライズが5日のパールボウルトーナメント1回戦、オール三菱ライオンズ戦に快勝した。しかし、ノジマ相模原の城ケ滝一朗ヘッドコーチは試合後どこか浮かない表情だった。

「試合の入りであまり迫力がなかったです。オフェンスは個人技というところがあるし、ランも粘り強さがあまり見られなかった。ディフェンスに関しては止めてはいますけど、激しいヒットや相手が痛がるようなタックルが見られなかった」。

試合後の城ケ滝HCは、ゲーム内容に納得のいかない顔つきだった。

【インターセプト後にチームメートと喜ぶノジマ相模原DB松井悠太(左)  ©X LEAGUE】

数字だけを見ると28対0で折り返した前半については会心の試合運びのように思えたが、指揮官の目にはそうは映らなかったようだ。

そんな中でも、城ケ滝HCは、「第3クオーターはすごく良かった」と、2つのインターセプトからタッチダウンにつなげた選手たちのプレーには目を細めた。38対6で勝利したチームの出来については、「60点」の点をつけた。

城ケ滝HCが指揮官に就任して5年目を迎えるシーズン。とにかく早く、とにかく強いフットボールをすることを就任当初から掲げてきた。それ故に指揮官の目には物足りなく映ったのだろう。次戦は、26日のオービックシーガルズ戦。昨季のパールボウルトーナメント決勝で敗れた相手だ。因縁あるチームとのリマッチまでに残り「40点」を修正して、昨春の“忘れ物”を取りに行くために歩を進める。