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10年ぶり決勝進出を決めた富士通、準決勝は「ディフェンスとスペシャルチームは合格点」

2024年05月30日(木) 18:00

【IBMがファンブルしたボールを拾い上げてリターンTDする富士通フロンティアーズDB井本健一朗  ©X LEAGUE】

富士通フロンティアーズが、25日のパールボウルトーナメント準決勝でIBM BIG BLUEを下し、10年ぶりの決勝に駒を進めた。

富士通の勝利の要因はディフェンスとスペシャルチーム。富士通は第1クオーターこそ攻撃シリーズが一度しかなく昨季王者にしてはもたついた感じがしたが、第2クオーターでディフェンスバック(DB)井本健一朗がファンブルリカバータッチダウンを決めると、後半にあげた27得点のうち20得点がディフェンスとスペシャルチームによるものだった。

富士通の山本洋ヘッドコーチも、この点について一定の評価を与えた。

【IBM QB平岡祥貴を背後からサックし、ファンブルを誘発する富士通LB徳茂宏樹(左)  ©X LEAGUE】

「ディフェンス、スペシャルチームに関しては合格点」。

その一方でオフェンスについては、「ちょっと狙いにいきすぎているところがあった。その辺はプレーコールも含めて修正したい」と決勝に向けての課題を口にした。

とはいえ、ローテーションメンバーのワイドレシーバー(WR)坂本アントニーマウネディが「久しぶり。おそらく大学以来」のマルチタッチダウンを決めてチームの勝利に貢献。2試合続けてスタメン出場した新人クオーターバック(QB)鎌田陽大も、指揮官曰く「まだシステムに慣れていない」ようだが、しっかりとチームを勝利に導いている。

【タックルをかわし、エンドゾーンめがけて走る富士通WR坂本アントニーマウネディ  ©X LEAGUE】

例年の富士通は、春シーズンや秋シーズンの序盤はスペシャルチームの課題とスタメンと控えの実力差が見られることもあったが、今シーズンはどちらも春シーズンで潰せているようにも見える。現状に満足することなく常に進化を続ける。これが王者たる所以なのかもしれない。

16日に行われる決勝の相手はオービックシーガルズ。春シーズンでは2010年以来の頂上決戦となる。山本ヘッドコーチは、「ケガ人が多い状況だけど、何人か主力メンバーが戻れると思うので万全の準備をしたい」と話し、4度目のパールボウル制覇に向けて腕を撫す。